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令和8年(2026)9月8日(火)

 三日ぶりの再会。おはよう、ビクトリー君、ハート君。

 あほまろ、久しぶりだね。
 そんな声が聞こえてきそうな、今朝の手水場でした。

 連日の雨で、ビクトリー君とハート君には三日間も逢えませんでした。あほまろは雨の日も早朝散歩に来ていたのですが、二羽の姿はどこにもありませんでしたよ。

 今朝は手水場の周りで遊んでいた二羽を見つけると、さっそくハート君が飛んできて、いつもの棚の上に止まりました。

 三日間も逢えなかったね。あほまろは毎朝来ていたんだよ。それにしても、羽根が濡れていないじゃないか。君たちは、いったいどこで雨宿りをしていたのかな。

 もちろん答えてはくれませんが、ずぶ濡れにもならず元気そうなので、きっと雨風をしのげる秘密の場所をちゃんと知っているのでしょう。

 浅草寺の境内を知り尽くしている彼らにとっては、人間の知らない「鳩専用雨宿り処」でもあるのかもしれませんね。

 ハート君とそんな話をしていると、今度はビクトリー君も飛んできました。

 よほど久しぶりの再会が嬉しかったのでしょうか。しばらく逢えなかったから、寂しかったよ……、真っ先にあほまろの手の上に止まってくれましたよ。

 あほまろも、逢えて嬉しいよ。

 たった三日間なのですが、毎朝逢うことが当たり前になっている相手と逢えない三日間というのは、ずいぶん長く感じるものですね。

 ビクトリー君は再会が嬉しかったのか、その後も羽根を大きく広げながら、棚の上を行ったり来たり。いつも以上に元気な姿を見せてくれました。

 雨の日には雨の日の暮らしがあり、晴れ間には晴れ間の楽しみがあるのでしょう。人間が心配するほど、彼らはヤワではないようですね。

 でも、今朝姿を見せてくれたのは、ビクトリー君とハート君の二羽だけでしたよ。

 ほかのみんなは、まだどこかで雨宿りを続けているのでしょうか。 明日の朝には、またいつもの顔ぶれが揃ってくれると嬉しいですね。

。

 明日の朝も雨のようですが、あほまろはいつもの時間に来てますよ。

 今朝は、瓜生岩子像の前で、いつものカラス夫婦に出会いましたよ。
これまで「あのカラス夫婦」と呼んでおりましたが、毎朝のように顔を合わせる仲なのに、いつまでも名無しではかわいそうです。 そこで今日から、浅草の「浅」と観音様の「観」をいただいて、お父さんカラスを「観太郎君」。

 お母さんカラスを「お浅ちゃん」と呼ぶことにいたしましたよ。

 名前を付けた途端、ただのカラスだった二羽が、なんだか昔からの朝友のように見えてくるから不思議ですね。

 今朝のお浅ちゃんは、雨上がりの境内をちょこちょこと歩きながら、濡れた石畳の上で何やら探しもの。一方の観太郎君は、柱の上に止まって辺りを見回し、時折「カァ」と鳴いておりました。

「おい、お浅。あほまろが、とうとう俺たちに名前を付けたぞ」
「知ってるわよ。あなたは観太郎だって」
「なかなか立派な名前じゃないか」
「名前負けしないようにしなさいよ」

  そんな夫婦の会話が聞こえてきそうでしたよ。

 そして今朝いちばん面白かったのが、この一枚なので、日記の表紙に使いましたよ。二羽は仲良く、瓜生岩子さんの銅像の上にちょこんと止まっておりました。
 まるで、
「本日より、我々夫婦が瓜生岩子さんの警護を担当いたします」
 とでも言っているような、妙に堂々とした姿ではありませんか。左に観太郎君、右にお浅ちゃん。偶然とはいえ、ちゃんと左右に分かれて収まってくれたので、これはもう「襲名披露」の記念写真のようですね。

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