back

令和8年(2026)7月29日(水)

 おはよう、ビクトリー君。

 日の出が遅くなってきたので、今朝は起きて来るのも少し遅かったですね。

ビクトリー君:「そうなんだよ。朝日が顔を出すまで、つい、うとうとしちゃった。」

あほまろ:「おや、今日はおみくじ売り場へ一直線ですか。また『おみくじを引きなさい』というお告げですかね。」

ビクトリー君:「もちろん! 今日の運勢を占わなくちゃ。」

あほまろ:「では、ビクトリー君のために百円を納めて……ガラガラ、ガラガラ……。」

ビクトリー君:「何番、何番?」

あほまろ:「出ましたよ。第七十六番、吉。」

ビクトリー君:「えっ? おかしいなぁ。あほまろ、これ『大吉』じゃないの?」

あほまろ:「どうしました?」

ビクトリー君:「みんなにも聞いてみる。」

ビクトリー君:「みんな、これ『大吉』だよね?」

ビクトリー君:「ねぇ、こっちに来て、よく見てよ。」

ビクトリー君:「ほら、『大』って書いてあるでしょ。」

(い手水場の棚には、ハート君とピースちゃんが来てました。)

ハート君:「いや、それは第七十六番・吉だよ。」
ビクトリー君:「えぇ〜っ!」
ピースちゃん:「ビクトリー君、『六』を『大』と読んじゃったの?」
ビクトリー君:「だって、そっくりなんだもの……。」
ピースちゃん:「確かに似てるけどね。」
ハート君:「漢字は、形が似ていても意味は違うんだよ。よく見れば、『六』の下の『ハ』の字が離れているでしょ。」
ビクトリー君:「なるほど……。ハート君って、本当に物知りなんだね。」

。

あほまろ:「長老のハート君は、境内でも評判の秀才ですからね。」

ビクトリー君:「よし、ぼくももっと勉強して、賢いハトになりたい!」

ハート君:「その心がけがあれば大丈夫。『吉』でも十分いい運勢だよ。次こそ本当の『大吉』を引こうね。」

あほまろ:「『吉』を『大吉』と勘違いして大喜びしたビクトリー君。どうやら今日の運勢は、おみくじよりも、みんなに笑顔を届けることだったようですね。」

ビクトリー君:「僕は学よりも、踊りが上手、それで良いのだ。」

 今朝も楽しい早朝の境内でした。

back