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令和8年(2026)7月19日(日)

 今朝は、ハート君が遠くからあほまろを見つけると、小走りで駆け寄って来ましたよ。

 おはよう、ハート君。

 挨拶を交わすと、いつものように軽やかに羽ばたき、本堂前の棚の上まで飛んで行きました。

 あれ、今日はピースちゃんはまだ来ていないのかな。

 ここにいるよ!

 ピースちゃんも元気よく飛んで来て、ハート君の隣に並んだのでした。

 今朝も仲良しコンビが揃い、あほまろの一日は、いつもの微笑ましい朝の挨拶から始まったのでありました。

 日の出が日に日に遅くなってきたのでしょうか。今朝は、ビクトリー君とレインボーちゃんが、いつもより少し遅れてやって来ましたよ。

 おはよう、待ってましたよ。

 ほどなくして二羽は、いつもの棚の上へ仲良く飛び上がり、

 そこへハート君とピースちゃんも加わってきました。

 これで今朝も二組の仲良し夫婦が勢ぞろい。賑やかな朝の集いが始まり、あほまろも思わず顔がほころんでしまいましたよ。

。

 後はお水が出るのを待つだけですね。

 喉を潤えてひと息ついたビクトリー君とレインボーちゃん。

 さあ、今度は観音さまにご挨拶ですよ。

 あほまろがお賽銭を納めると、二羽も一緒に本堂へ向かって飛び立ちました。

 今日も一日、みんなが元気で過ごせますように。

 そんな願いを込めて、観音さまの前で静かに手を合わせたのでありました。

 ビクトリー君とレインボーちゃんも、きっと同じ願いを胸に、朝のお参りをしてくれたのでしょうね。

 ビクトリー君とレインボーちゃんは、羽を軽く広げると、それぞれのねぐらへ向かって元気よく飛び立って行きました。

 あほまろも二羽の後ろ姿を見送りながら、明日の再会を楽しみに、本堂をあとにしたのでありました。明日もまた、元気な笑顔で会いましょうね。

 今朝も観音裏広場では、カラスの親子が仲良く遊んでおりましたよ。

 三羽の子どもたちに、おかあさんとおとうさん。毎朝のように顔を合わせているので、おはよう、おかあさん。

 おはよう、おとうさん。と、声をかけてしまいましたよ。

 親鳥たちは、今日も子どもたちに食べさせる餌を探して、広場のあちこちを忙しく歩き回っておりました。

 それにしても、子どもたちはもう親と見分けがつかないほど立派な体つきになっているのですよ。それでも、おかあさんやおとうさんが餌を見つけるたびに、大きく口を開けて、

 ちょうだい、ちょうだい!

と、甘えた声でねだっているのであります。

 親鳥も大変ですね。人間の世界なら「もう自分で働きなさい」と言われてもおかしくない年頃でしょうに、カラスの世界では、まだまだ親に甘えられる幸せな時期なのでしょう。

 この子たちも、もうしばらくすれば親元を離れ、自分たちだけで生きていく日がやって来ます。

 その日まで、おとうさんとおかあさんは、今日も変わらぬ愛情で子どもたちを見守り続けているのでありました。

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