あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)12月10日(水)旧暦10月21日 赤口

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 17 ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
549

- 限定本 忘れたころに舞い戻り老いの鼓動も少し派手めに -

日記写真

 境内の紅葉もピークを過ぎ、ところどころで散り始めてまいりました。今年は郊外へ紅葉狩りに出かけることはありませんでしたが、赤一面に染まる壮大な景色ではなくとも、境内の秋色だけで十分に心を満たしてくれましたよ。
 紅葉は、その年の気候によって色づき具合が大きく変わります。あほまろは、長年続けている定点観察の写真を並べて、年ごとの違いや移ろいをじっくり眺めることで、季節の変化を楽しんでおりますた。
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あほまろは、昨日ようやく待ちに待った一冊を手にいたしました。横尾忠則が自ら選び抜いた代表作を収録した、あの超大型特装版「TADANORI YOKOO Masterworks 1960s-70s」です。
 これを注文したのは、確か今年の春のことでしたが、その後まったく連絡もなく、出版社も音沙汰なし。あほまろは「300部限定に漏れてしまったのだろう」と、すっかり諦めておったのですよ。もう縁がなかったのだと自分に言い聞かせ、静かに諦観していたところに、まるで忘れた頃のサンタクロースのように突然届いたのです。ああ、人生とは“油断した頃に届く宅配便”のようなものなのかもしれませんね。
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 届いた巨冊を広げてみれば、A2サイズの紙面いっぱいに炸裂する色彩と構図、その迫力たるや圧巻でございました。ページをめくるたび、まるで当時の空気が熱を帯びて蘇り、横尾忠則の若き日のエネルギーと遊び心が、紙面からむんむんと立ち昇ってくるのです。作品に宿る“時代の匂い”というものは、不思議と五感を揺さぶりますね。あほまろの胸の奥に眠っていた青春の残り火まで、ふっと灯ってしまったのでありました。
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 思えば昭和40〜50年代、あほまろは横尾忠則氏のポスターに心を撃ち抜かれ、唐十郎氏率いるアングラ演劇「状況劇場」にも、学生のくせに足繁く通ったものです。あの真っ赤な紅テント、立ち上る煙草の煙、役者たちの汗と叫び──あれは劇というより、生きた熱そのものでしたよ。
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 そして、あほまろ自身も横尾氏の影響を強く受け、美術表現の真似事を始めたのでした。ファッションモデルを撮影し、それを全紙サイズに引き延ばし、その上にアクリル絵具で文字やイラストを描き重ねるという、我ながら大胆不敵な手法。ところが、それが思いのほか好評で、ファッション誌に採用されたこともあったのです。あの頃は、若さという燃料だけで無限に走れる時代でしたね。
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 今回届いた特装版のページをめくりながら、あほまろは思わずつぶやいてしまいましたよ。
「若気の至りとは、なんと豊かな財産であったことか」
 気付けば、あの頃の自分にもう一度背中を押されたような気持ちになり、胸の奥がじんわりと熱を帯びていたのでありました。

「限定本 忘れたころに舞い戻り 老いの鼓動も少し派手めに」(阿呆人也)
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 今日は、あほまろの息子の50歳の誕生日でございます。半世紀とは、まことに長いようであっという間のようで、気がつけば親の方が時の流れに置いていかれそうですよ。
 思い返せば、息子が生まれたあの日は、奇しくも「三億円事件」が時効を迎えた日でございました。病院で初めて息子の顔を見たときの、あの胸の奥から湧き上がるような嬉しさと感動──あれは、言葉にしようとすればするほど逃げていく、不思議な幸福感でありました。きっと、世の中の親御さんたちも、初めてわが子を抱いた瞬間には、似たような感情に包まれていたのでしょうね。
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 そして半世紀が経った今でも、息子はその時の親の想いを忘れずに、何かと気遣ってくれるのです。まことにありがたいことですよ。あほまろは息子に、いつもこう言っておりますよ。

「いつまでもあると思うな親と金」
「ないと思うな運と災難」

 これは人生の真理のようなものですが、本人はどこまで聞いているのか、聞いていないのか。まあ、耳に届いているだけでも御の字でございます。どうか元気で、これからも自分の人生を堂々と歩んでいってほしいものです。
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 あの日の夕方のこと。家に戻り、一人で夕食をとりながらテレビをつけると、ちょうど「三億円事件」の時効を伝えるニュースが流れていました。府中署の「特別捜査本部」の巻紙を、事件担当の警察官が静かに剥がしていく映像──。
 “旗を下ろすとは、こういうことなのですね。”
 彼のつぶやきを、あほまろはいまでも鮮明に覚えております。あの日のニュースは、まるで息子の誕生とこの国の昭和の闇が、不思議な縁で背中合わせに並んでいたような、不思議な気配を残しましたよ。
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 ちなみに、三億円事件は1975年に時効となりましたが、警視庁は昭和43(1968)年12月の事件発生から60年間──つまり2028年まで、資料保存を含め追跡の手を緩めない方針をとっていると言われています。50年前に生まれた息子と、いまだ謎のままの事件。歴史とは、忘れたようで忘れられない記憶を、そっと棚の上に並べておくものなのかもしれませんね。

「産声と 特捜本部の旗おろし 昭和の影と子の灯(ひ)重なり」(阿呆人也)
 もう一句。
「三億は とうに消えたが子は残る こっちの宝 値もつけがたし」(阿呆人也)
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 今朝の日の出は午前6時39分。
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 日の出が遅くなってきたので、ハトたちは来てくれませんでした。
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 中村さん、おはようございます。
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 おはようございます。今朝は開門2分半前にいらっしゃった、野崎さんと高橋さん。
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 益美さんも加わりました。
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 おはよう、益美さん。暖かそうですね。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 冬の境内をご覧下さい。
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 定点観察中のイロハモミジ。
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 すっかり冬色に染まったメイヨシノ。
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 今朝の外気温3℃、身の引き締まるような冷え込みとなりました。日中は晴れて穏やかな天気が続く見込みですが、朝の冷え込みの影響で、昼間も気温は14℃ほどまでしか上がらず、空気は終日ひんやりと感じられそうですよ。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごし、夕方から浅草商連の忘年会。
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 夕べの睡眠は95%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、肉と野菜と茹でタマゴにパン。デザートは乾燥してるので火気厳禁。
 妻のコレクションは、息子の誕生日なので、旅の天使と旅の女神。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、鴨肉うどん。デザートはまたまた火気厳禁。妻のコレクションは、千草ちゃんとウメちゃん。
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Memo
iPhone 17 ProMAX

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