令和7年(2025)11月30日(日)旧暦10月10日 友引
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 17 ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数572枚
- 「墓場に近き老いらくの恋は恐るる何もなし」の日 -
今年も今日で11月が幕を閉じ、いよいよ明日からは師走に突入いたします。 浅草の街も瀬の気配が少しずつ漂い始め、あほまろの心も、どこかそわそわしてまいりましたよ。今日の東日本は広い範囲で晴れ間が広がり、東京の最高気温は16℃とのことです。 秋の名残を伝える木々の紅葉がいよいよ終盤を迎える中、その色づきを楽しむには絶好のお天気になりそうですね。 とはいえ、朝晩と日中の気温差が大きくなる季節でもありますので、体調管理にはどうぞお気を付けくださいませ。 一方、北日本では低気圧や前線の影響により、雨や雪の降るところもあるようです。地域により季節の表情もさまざまですが、どうか皆さまが穏やかに一日を過ごせますように。 あほまろは、今年の連続テレビ小説「ばけばけ」を観てから、いつもの秘密基地にやって来るのです。小泉八雲──ラフカディオ・ハーンの妻を題材にしたこの作品、原作のないフィクションとのことですが、まあ実にコミカルに仕上げられております。八雲の幽玄で静かな文章世界を知っている身としては、「先生、こんなにドタバタでいいのですか?」とテレビに向かって思わず問いかけてしまうほどですよ。 それでも、あほまろは彼の小説やエッセイが大好きで、特に松江時代を偲ぶ「小泉八雲記念館」には、これまでに何度も足を運んでおります。あの館内に漂う静寂は、まるで時を超えて八雲の息づかいを感じるようで、訪れるたびに胸の奥がふっと温かくなるのです。 その八雲、東京帝国大学での教え子に、歌人であり実業家でもあった川田順がおりました。彼は、八雲退任後に就任した後任が夏目漱石と聞くや、「ヘルン先生(小泉八雲)のいない文科に学ぶことはない」と言い切り、なんと法科に転科してしまったという、痛快な逸話を残した人物であります。 漱石先生には申し訳ないのですが、この潔い情熱──あほまろ、ちょっと憧れてしまいますね。 さて、今日はその川田順にまつわる記念日、「シルバーラブの日」なのですよ。 川田順は66歳のとき、40歳の同僚教授夫人と恋に落ち、死をも覚悟して家を出て結婚したのでした。 そのとき詠んだ和歌── 「墓場に近き老いらくの恋は恐るる何もなし」 この一首が大きな話題となり、当時の流行語にもなったというのですから、明治の人々は案外ロマンチストだったのかもしれませんね。 しかし、66歳と40歳、年齢差26歳……。 いまの世の中でそんな恋を語ろうものなら、「年齢?既婚?社会的地位?はいアウト」と、相手にされるどころか、むしろ「変なおじさん」のレッテルを貼られてしまいかねません。 あほまろだって、そんな視線を浴びるのはまっぴらごめんですよ。そんなことを思いながらテレビを観ていたら、「シルバーラブの日」という言葉が、まるで枕元で囁く幽霊のように、あほまろの頭から離れなくなってしまいました。 八雲先生の怪談より怖いかもしれません。 でもね、あほまろは思うのです。もう長くはない人生、恋だの情熱だのと空回りするよりも、妻と寄り添い、静かで穏やかな日々を分かち合うことこそが、いまのあほまろには何よりの幸福なのだとね。 小泉八雲が“異国で見つけた安らぎ”を大切にしたように、あほまろもまた、自分の隣にある静かな幸せを慈しみながら、生きていきたいのでございます。 「老いらくも 恋は怪談なるものを となりの妻こそ ありがたし」(阿呆人也) 境内では、春と秋から冬にかけて二度咲く「シキザクラ」が、ひっそりと寒そうに花を開いております。 この桜は、これでも“満開”なのですよ。 冷たい空気の中で凛と咲く姿は、華やかさよりも、むしろ健気さを感じさせてくれますね。 今朝の日の出は午前6時31分。 日の出10分前。 まだ薄闇の残る境内に、ビクトリー君が静かに羽音を立てて飛んでまいりました。 「おはよう、ビクトリー君」と声をかけると、どこか眠たそうな表情。日の出がどんどん遅くなってきたせいでしょうね。 ハトたちは本来、日の出とともに動き出す鳥ですので、来月あたりからは開門後に姿を見せるようになるのですよ。 そう思うと、これからしばらくはビクトリー君たちと朝一番にお逢いできないのかと、少し寂しさが胸に灯ります。 やがて開門ギリギリの頃になって、ハートちゃんペアもやって来ましたが、残念ながら今朝はゆっくり遊んであげる時間がありませんでした。 冬の足音とともに、ハトたちの朝のリズムも静かに移ろっていくのでございますね。 おはようございます。今朝は開門の2分半前に、野崎さんがやって来られました。ご一緒だったのは、お友達の山本さん、五味さん、陽子さん、そして高橋さん。みなさん揃って、朝の空気を楽しみに来られたご様子でしたよ。 おはよう陽子さん。 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 冬の境内をご覧下さい。 定点観察中のイロハモミジ。 すっかり染まって散りだしたメイヨシノ。 秋の名残を伝える木々の紅葉がいよいよ終盤を迎え、絶好のお天気になりそうですね。 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。 ------------------------------------------------------- 夕べの睡眠は75%でした。 おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、野菜と芋とタマゴ焼きに、北海道のニシンズケ。デザートは青森りんご。 妻のコレクションは、宇宙人のシーバとイイべ。 昨日の東京スカイツリー。 あほまろお帰りなさい。 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、久しぶりに近所の寿司屋さんから出前一丁。 妻のコレクションは、バービーちゃんと陽子さん。 Memo iPhone 17 ProMAX ------------------------------------------------ 昨日は、浅草書店連合会の浅草おもてなし継承事業の一環として、「マナーを守って浅草をきれいなまちに」キャンペーンが行われました。 浅草の観光PRやイベントへの協力など、多岐にわたる活動を行っている、ミス浅草ジェニックのお二人に、司会を協力していただきました。 つい、ジェネリックと言ってしまいそうですが、ジェニックですよ。 パレードには、オレンテ君と新にゃか君もお手伝い。 「みなさんで浅草のまちを綺麗にいたしましょう」と呼びかけながら、集めたゴミを披露して練り歩くパレードでした。 ゆるキャラはいつも人気者ですね。 このイベントは、今日も行われますよ。 Memo Leica M11P SAFARI SUMMILUX-M f1.4/28mm ASPH.