今日は「七五三」です。
　男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳になった年に、無事の成長を祝って神社に詣でる、昔ながらの年中行事ですね。本来は旧暦で行うものだったのですが、現代の忙しい世の中ではすっかり“カレンダー通り”になってしまいました。便利な世の中は良し悪しで、古き良き風習がそっと押し流されていくのは、あほまろには少しだけ寂しくもあります。

　そういえば――。
　あほまろが境内で、足に針金が絡まって動けなくなっていたハートちゃんを助けたのも、ちょうど「七五三」の頃でした。あの時、ハートちゃんは指を二本失う大怪我を負ってしまいましたが、あほまろが傷薬を塗って手当てしてあげたおかげで、今ではびっこも引かず、レインボウちゃんやビクトリー君たちと一緒に元気に歩き回っておりますよ。

　彼女とはもう三年のお付き合い。年齢はハトの世界で五歳前後でしょうか。そこで、「七五三」らしく「千歳飴」を持たせたハートちゃんをAIで作ってもらったのですが、これがまた妙に似合っていて、思わず笑ってしまったのですよ
　傷を負っても前向きに生きるハートちゃんの姿を“千歳（ちとせ）”の願いと重ねて狂歌を詠んでみました。

「指ふたつ　失せど命はなお輝きぬ　千年（ちとせ）を願う羽音のしらべ」（阿呆人也）

　「七五三」は、もともと旧暦の十一月十五日。この日は、二十八宿の「鬼宿日（きしゅくにち）」で、何をするにも吉とされる特別な日。氏神さまに収穫を感謝し、子どもの成長を祈ったことが「七五三」の起源だそうです。
　さらに、旧暦十五日は満月。家族みんなで丸い月を眺めながら、長寿を願って「千歳飴」を食べたというのですから、なんとも風雅な話ですよね。

　実はこの「千歳飴」、浅草とも深いご縁があるのですよ。
　文政八年（1825）に刊行された柳亭種彦の『還魂紙料』には、「元禄宝永のころ、江戸浅草に七兵衛という飴売りがいて、彼の“千年飴”が千歳飴の始まりである」
　とあります。つまり、千歳飴は浅草発祥。まさに地元の誇りなのであります。

　あほまろは飴そのものにはあまり興味はないのですけど、その袋となると話は別。
　明治から大正にかけての千歳飴の袋は、なんと木版多色刷り。図柄には「鶴は千年、亀は万年」の金言に倣い、子どもの健やかな成長と長寿の願いがぎゅっと込められております。
　当時の袋は、子どもの管理下に置かれたため、気に入ればすぐに破く、泥で汚す、どこかに置き忘れる……そんな運命でしたから、今日まで残っているものは本当に貴重なのです。

　あほまろは紙物コレクターなので、もちろん当時の袋も持っていますよ。
　世間的には価値などない“紙切れ”かもしれませんが、あほまろには庶民の文化が息づく宝物。過ぎ去った時代の温もりが、そこに静かに残っているのです。

「飴よりも気になるものは袋かな　趣味のあほまろ古袋のみ」（阿呆人也）

　「七五三」の晴れ着姿を見るたびに、あほまろは思うのです。
　子どもたちの成長を喜ぶ親の想いも、境内を飛び回るハトたちの小さな命も、同じように尊く、同じように守られるべきものなのだと。
　今日も境内では、千歳飴の袋を抱えた子どもたちと、元気に歩き回るハートちゃんが、秋の空の下で笑っていますよ。

　今朝は小雨が降っていましたが、散歩の途中で運よく雨が上がってくれました。気温は11℃と肌寒い数字ではあったものの、なぜかいつもより暖かく感じたのですよ。

　日中の最高気温は17℃の予報。広い範囲で穏やかな晴天が広がり、青空の下は絶好のお出かけ日和。まさに紅葉狩りにぴったりの一日になりそうですね。
　テレビのニュースでは、明治神宮外苑のいちょう並木がちょうど色づきのピークを迎えていると伝えていました。黄金色に染まった並木道は、今日のような気持ちの良い青空の下で、いっそう美しく映えることでしょう。

　今朝の日の出は午前6時16分。






　六時の鐘が鳴り終えても、今朝はハトたちの姿が見えず、あほまろは少しばかり心配しておりました。

　ところが、十数分ほど過ぎた頃でしょうか――ふわりと羽音がして、まずはハートちゃんがやって来ましたよ。

　続いて、レインボウちゃんもご登場。

　おやおや、この組み合わせはなかなか珍しいですね。
　仲よく並んで、まるで「今日は私たちが先に来たのよ」と言わんばかりの表情です。

　二羽としばらく遊んでいると、開門ギリギリのタイミングで、ようやくビクトリー君が飛んで来ましたよ。


　今朝はちょっとお寝坊だったのでしょうか。翼を震わせながら、どこか恥ずかしそうに立っている姿がまた可愛いものです。


　こうしてみんなが無事に揃って、あほまろはひと安心。

　今日も浅草の朝は、彼らの元気な足音と羽ばたきから始まります。

　さあ、みんなで今日も一日、元気に頑張りましょうね。

　おはようございます。今朝は開門の2分半前に、金山さん、野崎さん、高橋さん、山本さんがやって来ました。

　中国大使館からの通達があったとのことで、中国人の新婚夫婦が予定を早めて帰国しなければならなくなったそうです。せっかくですので、あほまろは浅草寺の見どころをいくつかご案内して差し上げましたよ。
　どうやら、例の台湾問題の影響で、中国政府が日本への出国を制限し始めたとのこと。これを喜ぶべきなのか、はたまた複雑な気持ちで受け止めるべきなのか……なんとも言えませんね。

　子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。

　日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。

　初冬の境内をご覧下さい。

　定点観察中のメイプルリーフが剪定されてしまいましたよ。











　冬色に染まってきたソメイヨシノ。









　今日は良いお天気、お出かけ日和ですよ。

　あほまろは午後から、弘前ねぷたを見に六区に行きますよ。

　気持ちの良い青空が広がるようなので、再び、木々の色づきが進む境内を見て来ますよ。しかし、夜は雨の降る可能性があるようですね。

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　夕べの睡眠は72％でした。

　おはようヒロちゃん。


　今朝の朝の朝食は、肉と野菜の蒸したのに、クロワッサン。デザートは庄内柿。

　妻のコレクションは、スワンチャンとラウルちゃん。

　雷門前は、昨日も混雑してましたよ。

　昨日の東京スカイツリー。

　しゅと犬くん。


　あほまろお帰りなさい。

　夕べの夜の夕食の晩ご飯は、栗おこわに味付け海苔。デザートはフルーツの合わせ盛り。

　妻のコレクションは、レンちゃんとクルマスキーちゃん。

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