あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)11月13日(木)旧暦9月24日 友引

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 17 ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
548

- 曖昧こそが、我らの言葉 -

日記写真

 普段は静けさに包まれたいつもの浅草寺裏広場が、何やらただならぬ気配に包まれていましたよ。これは、Netflixシリーズ「イクサガミ」の世界配信開始を記念した大きなイベントが催されるとのことです。浅草寺の境内に映画の風が吹き込むのも、時代の流れというものでしょうね。
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 「イクサガミ」の舞台は明治維新直後。世の中の価値観も人心も揺れ動くなか、旧幕府軍の残党や、居場所を失った武士たちが“極秘のゲーム”とやらに身を投じる物語なのだとか。京都から東京へ、たった一枚の木札を巡って命懸けの争奪戦を繰り広げる――なんとも血気盛んな話ですが、到着期限は100日、辿り着いたたった1人に莫大な賞金が与えられるという、シンプルながら残酷な設定です。
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 そして驚くことに、その最終目的地こそ、我が浅草寺なのだそうですよ。まさか、明治の武士たちも、自分たちの死闘の終点が、百数十年後にNetflixのイベントで再現されるとは夢にも思わなかったことでしょうね。歴史とは、時に不思議な形で現代とつながるものであります。
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 Netflixの世界独占配信は本日、11月13日(木)から。イベントでは映画監督をはじめ、主演の岡田准一さん、そして藤浮艪ンあさんら豪華出演者が登壇するとのこと。あほまろが毎朝ひっそりとビクトリー君やハートちゃんと遊んでいるあの境内に、今日は眩しいスポットライトが当たるのです。
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 浅草寺の静寂と、ドラマの緊迫した世界観がどう混ざり合うのか――あほまろは、少しそわそわしながらも、その瞬間を楽しみにしております。
 歴史の地に、現代の物語が重なる。そんな一日があっても、悪くはありませんね。
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 あほまろは、常に、日本語というものの曖昧な優しさと、時に面倒くささを、しみじみと感じることが多いのですよ。日本語は、物事をはっきり言わず、相手の解釈にそっと委ねる表現が多いですよね。「思いやり」と言えば聞こえは良いのですが、外国の方から見れば、まるで霧の中を歩くような言語文化かもしれません。
 たとえば、「そうですね」「大丈夫です」「また今度」。この三語だけで、一体どれほどの日本人が誤解と葛藤を重ねてきたことでしょう。
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 今朝、あほまろはあまり付き合いたく無い方より「また今度呑みましょう」と声をかけられてしまいましたよ。咄嗟に出てしまったのは、「そうですね」。
 あほまろの「そうですね」は、“社交辞令で逃げ切るための薄い煙幕”だったのですが、相手にはきっと「よし、都合さえ合えば呑めるな」と、力強い前向きのサインに聞こえてしまったかもしれませんね。
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 ああ、ここではっきり「結構です」と言えたらどれほど楽だったでしょう。しかし、それを言ってしまった瞬間、相手の心が粉々に砕け散る姿が想像できてしまい、結局また曖昧な日本語の懐に逃げ込んでしまうのですよ。これが日本人の性とでも申しましょうか。
「また今度」「そのうち」など、曖昧さを纏った便利な言葉も、日本語ならでは。本気で具体性を持たせる気がない時ほど、私たちはこの言葉を器用に使いこなします。まるで忍者の煙玉のように。
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 毎朝の写真を褒められた時も同じです。 「あほまろさん、写真お上手ですね」と言われると、本音では少し嬉しいのですが、「私は上手です」と胸を張るには、あほまろはどうにも気が引けてしまいます。
「いやいや、ちょっとかじっているだけでして…」と、ついお茶を濁してしまうのですよ。 本当は何十年も毎朝撮り続けているのに、です。
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 お願いを断るときも、「今日はちょっと…」と口ごもってみたり。店で何も買わずに出る時に「また来ます」と言ってしまったり。
 海外で同じことを言った日には、「いつ来るんだ?」と真顔で詰められてしまうのでしょうね。そう思うと、日本語とはなんと巧みな、そしてなんと曖昧な世界で生きているのかと苦笑してしまいます。
 しかし、この曖昧こそ、古来日本人が大切にしてきた“空気を読む文化”の結晶なのかもしれません。 言葉の行間に心を潜ませ、相手の沈黙に意味を見いだし、互いの不器用さすら包み込んでしまう。面倒ではありますが、これもまた美しい日本語の姿と思うのですよ。
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 あほまろは、そんな曖昧で面倒な日本語が、やっぱり好きです。だって、この言語の中で生きているからこそ、毎朝の鳩たちとの会話も、写真に写る光と影も、より深く味わえるような気がしますからね。

「言えぬこと 言わずに察せ と願いつ 曖昧こそが 我らの言葉」(阿呆人也)
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 今朝の日の出は午前6時14分。
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 あほまろは、夜明け前の静けさがいちばん好きであります。
しかし、最近は日の出がすっかり遅くなってしまい、境内が明るくなるまでの時間が、ほんの少しだけ長く感じられるようになりましたよ。
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 今朝のビクトリー君が飛んで来たのは、ちょうど6時の鐘が境内に響き渡った直後。
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 鐘楼の音を合図にするかのように、ひゅっと風を切って姿を見せてくれたのですよ。
 翼を小刻みに震わせながら飛ぶ姿に、「ああ、冬が来たなぁ」とあほまろはしみじみ感じたのであります。
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 薄暗い中を真っすぐ飛んでくるその影は、何度見ても頼もしさと美しさが同時に胸に沁みます。
 ただ、寒くなってきたせいでしょうね。今朝のビクトリー君は、いつものような派手な乱舞は見せてくれませんでしたよ。
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 ほどなくして、ハートちゃんも姿を見せました。
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 ところが――ここからが、ハト社会の奥深さ。
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 ビクトリー君には、あほまろも認めるれっきとした恋人、レインボウちゃんがいるのです。
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 レインボウちゃんがどこからか飛んで来て、棚の上にすっと降り立った瞬間、ビクトリー君はぴしっと態度を変えたのですよ。
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 そしてなんと、ハートちゃんが棚に乗ろうとすると――恋の番人ビクトリー君に追い出されてしまったのです。
 以前の二羽は、友達以上・恋人未満という雰囲気すら漂っていましたのにね。
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 あれはあれで微笑ましい関係だったのですが、どうやら最近は事情が変わったようですね。
 ハトの世界にも恋は燃え、嫉妬は芽生え、三角関係はこじれるものなのでしょう。
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 人間と変わらぬ恋模様に、あほまろは思わず苦笑してしまいましたよ。
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 恋の駆け引きも乱舞も、すべてが浅草寺の朝の詩。彼らの小さなドラマに、あほまろはまた一枚、心の中の“朝の記録”が増えたのでありました。

「恋ふたつ 舞えば乱れて 三つ巴 ハトも人もよ 愛はむずかし」(阿呆人也)
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 おはようございます。今朝は開門4分半前にやって来た野崎さんと高橋さん。
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 おはよう益美さん。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 初冬の境内をご覧下さい。
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 メイプルリーフ。
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 ソメイヨシノ。
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 全国的に師走らしい寒さが続いており、今朝も厳しい冷え込みとなりました。浅草の外気温は8℃、日中は17℃まで上がる予報ですが、風が冷たく感じられそうですよ。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は87%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、夕べの残りのオムライスカレー。デザートはみかん。
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 妻のコレクションは、日本を変えるさつきさんと早苗さん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、ライスカレー。デザートはシャインマスカット。
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 妻のコレクションは、さくらさんとジェームちゃん。
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Memo
iPhone 17 ProMAX

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