今日は午後から雪が降って、夕方から大雪になり東京都心で、5センチほど積もるようです。

明日の散歩は降り積もった雪を踏みながらの散歩になりそうですね。

でも大丈夫、ナナちゃんは北海道犬なので雪も寒さにも強いのですから。

あほまろは、四日間も雪国も蕎麦三昧の旅を終えて今日は旅の記録の整理しなくちゃいけないので、たとえ雪が降っても構わないよ。出かける予定は無いのですからね。

今回の旅は、JR東日本の新幹線特急乗り放題チケット「大人の休日倶楽部パス」を利用し、女房と二人で東日本管内四カ所の蕎麦名所巡りをして来たのです。

初日は、蕎麦の収穫量で全国トップ10に入る岩手県盛岡市。ここはわんこそばで有名ですが、蕎麦の葉や根など余すところなく使った「南部蕎麦御前」を頂きました。腰が有ってものど越しは良くツルっとした食感の南部独特の手打ちそばはやや太めに切られ、噛みしめると鼻から甘みがほんのりと抜けていくようでした。我々が通されたのは使用風の佇まいの別館でしたが、気取らない素朴な雰囲気の室内は、南部人気質を現しているかのような風土の香りも加味されているようでした。

二日目は、新潟県十日町の元祖へぎそば小嶋屋本店です。このお店は開店前から行列が出来ているとのことで、開店一時間前にはお店に到着できる列車で訪れたのです。おかげで、整理番号は一番をゲット、タクシーの運転手が言うには、一番札の良いところは、真新しいお湯で最初にゆであげたそばに価値が有るとのことでした。いわゆる「三たて」(挽きたて、打ち立て、茹でたて)三拍子揃った一番物であります。

へぎそばとは、蕎麦の名前ではありません。へぎ(片木)と呼ばれる器に載せて食べるからそう呼ばれているだけで、布海苔(ふのり)をつなぎに使ったコシの強いそばで、独特の喉ごしと食感は、他のお蕎麦では味わえませんね。また、十日町ではワサビがとれないので、薬味にからしを使った食べ方も独特でした。
お店のメニューの表紙には、「はごたえは うみのくさ やまのくさたちの いのちなり」
確かに、お蕎麦を山海の珍味に仕上げてしまった努力と才能に賞賛を感じましたよ。

三日目は、誰もが知る、もっとも蕎麦がおいと言われる長野県。でも、長野で有名な戸隠そばは、江戸の更科そばなどに通じる歴史を有しているのですが、今回どうしても食べてみたかったのは、長野市の北、飯山市富倉地域に伝わるつなぎに山ごぼうの葉の繊維を使った蕎麦です。
かつては農家が営む簡易食堂で出されていただけだったのが、まぼろしのそば処 富倉そば本店がテレビで紹介されたことから有名になり、今では本店の弟子たちの食堂数件で提供しているようでした。ただし、評判通りの頑固親父で、天ぷらはありますかと尋ねると、天ぷら喰いたければ他の店に行けと言われてしまいましたよ。確かに店のメニューは、「普通700円 大盛1000円」だけ。
富倉そばの味は固めの十割風味で香りと腰の強さは独特、未だかつて経験したことの無いのど越しの良さに魅力を感じてしまいました。
昔は、交通の不便な地域でしか味わえなかった希少性で「幻のそば」として紹介されているようですね。
せっかく信州に行ったので、帰りは長野でもちろん本物の信州蕎麦も食べましたよ。

そして最終日の四日目は、大石田で山形名物「板そば」でした。犬友のウメちゃんママの実家が大石田、ちょうど遅い正月休みで実家に帰っているので、是非いらっしゃいと誘いを受けたのでした。
お店は、名人の技を継ぐ「手打ち大石田そば きよ」。かつて、そば打ちの名人きよ婆さんがはじめたお店で、開店前からお客様が並ぶ人気のお店なのです。
地元の水で締まったそばが、木箱いっぱいに盛られているので「板そば」。一人前が普通のおそばの大盛くらいありましたね。
いわゆる手打ちの十割そばは四角く着られた太めの麺で、コシと弾力を残しつつも、そば本来の味と香りが楽しめるのです。太さを感じさせないのど越しのよいツルリとした食感が特徴。ダシがよく効いた甘めのおつゆをたっぷりとつけていただくのです。
季節の素材を使った3種類のお漬物は、おそばの味を引き立てる程よい塩気と食感の良さもおそばの箸休めにぴったりでした。他には「かいもず」と称する、どろどろとして、固まって無いそばがきのような物ですが、ふっくら蕎麦の風味がしていましたね。これを納豆ネギと、甘めのごまを付けてで食べるのですが、量が多すぎて半分以上も残してしまいましたよ。

帰りは山形に出て街中を散策をしていると、食堂の看板でやたら目につく「冷やし肉そば」。山形県河北町で創られたおそばのようで、いったいどんな味なのか気になったので、駅の食堂で試してみました。鶏肉が乗ったお蕎麦で、冷たいと言っても氷が入っているワケじゃ無くて常温でした。由来をみると、「温かい汁だと具の肉を食べているうちにそばが伸びてしまうため、つゆを常温で提供するようになった」そんなことが記されてましたが、最後の最後、変わったお蕎麦で今回の旅の〆になってしまいましたよ。
さて、どのお蕎麦が美味しかったかは野暮ですよ。どのお蕎麦も、地元で食べるとどれも美味しいので、みなさんも蕎麦三昧の旅を楽しんではいかがでしょうか。

今朝は久しぶりに真っ暗な境内散策でした。





おはようございます。いつも元気な自転車おじさん、ラジオ体操前のお参りは欠かしません。

おはようございます。ショウちゃんのおかさん、ショウちゃんが亡くなって6年目になりますが、今朝もお供えするお水を汲みにやって来ました。

おはようございます。いつも元気なおかあさん、朝のお参りは欠かしません。

おはようございます。今朝は開門1分半前にやって来た野崎さん。人呼んで浅草の野崎参り。

蕎麦三昧の旅から帰って来たのに、今朝は無性におそばが食べたくなっているのです。

今日は久しぶりに、近所の蕎麦屋に行ってみようかな・・・。昼食後にお昼寝しましょうね。

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今朝の朝食は、信州で買ったおそばでした。長野駅で、八幡屋礒五郎の限定七味が売られていたので買って来ました。特急あずさ新型車両運行記念のようだけど、味に変わりはあるじゃ無し。

ここからは、山形の旅の写真をご覧ください。

山形新幹線。

福島駅で切り離されます。

ここから新幹線と別れ、在来線に入ります。

大志田駅到着。

手打ち大石田そば「きよ」。開店前ですが、我々は三番目でした。

厨房に、二代目女将さん。

初代きよ婆さんの写真が飾られています。

犬友のウメちゃんママとママのママ。食事前に大盛りのお新香が出て来ました。

これが山形名物「板そば」です。



暖かい鳥そば。

これが」かいもず」です。

開店10分後には満席で、外には数十名が並んでいました。

大志田駅まで送って頂きました。

ここから山形に行きました。

ちょうど「とれいゆつばさ」が入って来ました。




山形は雪でしたが、気にせず駅や城址などを見物。








新幹線の時間まで、駅中の食堂にてお水を飲みながら待機。

気になった「冷たい肉そば」も食べてみました。

最終日なので、ちょっと早めのご帰還でした。


女房と四日間通った上野駅にお別れ。「大人の休日倶楽部パス」次は6月末ですよ。

Memo
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『1月公演』


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アミューズカフェシアター「虎姫一座」

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