ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん待ってたよ。

ヤマト君待って無いと、ヒロちゃんの前を横切って行った。

今朝は邪魔しちゃる。

犬なんかにうつつを抜かすな。

猫は猫同士が良いのだ。

だめ、絶対に行かせない。

ナナちゃんお帰りなさい。タマちゃんが走って来たよ。

あ、ダメ。

ヒロちゃんが最初にスリスリするんだから・・・。おまえはバカか。

ナナちゃ〜ん。

スリスリできて嬉しいよ・・・。

いい加減に飽きろよ。

好奇心旺盛な猫の性格が災いしているのだ。
ヤマト君も好奇心旺盛なくせに。

タマちゃんヒソヒソ、ヤマト君ってやせ我慢してるんだよ。

違うよ、嫉妬してるだけ。

あいつら偽善者。

何と言われてもヒロちゃんは、ナナちゃん大好き。

大嫌い。

恋は盲目なのだ。

見えてるくせに。

恋をすると周りが見えなくなるってこと。ヤマト君には無理だけどね。

今朝の境内、フクちゃんこっちを見ていたよ。

おなかが空いたにゃ〜ん。だって。

いつものところで、三毛猫ミーちゃんおやつを食べてるよ。

でも、ミーちゃんはいつも半分残すのです。ず〜っと一緒に暮らしていた姉妹のチャコちゃんのためなんだけど、

チャコちゃん、二月から姿が見えなくなってしまったんだよね・・・。

小さい頃からいつも一緒だったから、寂しいでしょうね。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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