ヤマト君待って無い。

タマちゃん待ってたよ。

ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん慌てて飛んで来た。

ヒロちゃん待ってたよ。

順番ちょっとおかしい。

ヤマト君が最初って珍しいかも。

きっと遊びたいんだよ。ヒロちゃんヤマト君を連れて来て。

猫同士は仲良しだけど、なかなか犬には慣れてくれないよね。

何か用か。

用があるから連れに行ったじゃないか。

まったく、めんどくさいな・・・。

ナナちゃん連れて来たよ。

ヒロちゃんがスリスリしたらだめじゃないの。

今朝は、ヤマト君がナナちゃんと遊びたいんだよね。

べつに・・・。

ヤマト君、強がりは言わないの。

ナナちゃんとこに行くのが恥ずかしいんでしょ。

野良猫の頃はヒロちゃんもそうだったけど、

勇気を出して近寄ってみたんだよ。

そしたらナナちゃんって、とっても優しく接してくれたんだよ。

ヤマト君も勇気を出して近寄ってごらんよ。

だってヒロちゃん邪魔するし、

大丈夫、離れてあげる。

この感覚、恋の目覚なのかな・・・。

------------------------------------
写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
徳間書店 定価1200円(税別)お求めはお近くの書店かアマゾンなどのネット販売で。

|