ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん待ってたよ。

ヤマト君待って無い。

と、今朝は待っていた。

タマちゃんは待ってたもんね。

ナナちゃん、昨日は風が怖かったね。

ヒロちゃん怖かったから、ナナちゃんにピッタリくっついて寝ていたんだよ。

ナナちゃんがるから、怖いこともへっちゃらだよ。

昨日は宮城県で、犬の散歩に出かけていた女性が倒れた木の下敷きになって死んだんだち。でも、ワンちゃんは側で生きていたんだって。

ワンちゃんも怖かっただろうな・・・。

ナナちゃんも爆弾低気圧の最中におしっこに行ったんだよね。

何もそんなときに出かけなくても良いのにね。

出かけたワケじゃないよ。おかあさんと秘密基地から帰る途中の散歩だったけど、それでも怖くてなかなかおしっこできなかった。

ヤマト君もガラスをガタガタ揺らす風がよっぽど怖かったのか、みんなの側から離れなかったんだよ。

嘘、怖く無かった。

ヤマト君のそんなところが可愛いよね。

ヒロちゃんよせよ、キモイだろ。

キモい通り越して、キモチ良かったくせに。

それぞれ個性は違うんだけど、最近はこうしてみんなが仲良く寄り添うことも多いのです。

というより、ヤマト君が大人になってきたって言った方が良いのかも。

いつまでもいじけていたら、人生、楽しい猫生もおくれないもんね。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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