寒いよ・・・。お天気おねえさんも、この秋いちばんの冷え込みの朝と言ってましたね。でも、これから晴れて、昼間は爽やかな陽気になって来るようです。

寒い朝でも空には雲が少ない方ですね。

昨日、作家の北杜夫さんが亡くなったそうです(享年84歳)。北杜夫さんと聞くと、「どくとるマンボウ」シリーズを思い出しますね。

最初に読んだのは、高校時代に「どくとるマンボウ青春記」だったかな。バンカラとカンゲキの高校生活、ヘンテコな教師たちとのやりとり、とにかくユーモラスな筆致を読みながら、転げ回って笑ったよ。

北杜夫さんの本名は斎藤宗吉。歌人斎藤茂吉の次男で、兄は精神科医でエッセイストとしても知られる斎藤茂太氏と、代々天才揃いの家系って凄いですよね。

天才は遺伝的素質の産物であるという信念が広く行き渡っているんだけど、今では、それは間違いであると研究をしている学者(デイビッド・シェンク)も居るようです。
『才能とは、他人が当てることすらできない的に命中させる射手のようなものだ。天才とは他人が見ることすらできない的に命中させる射手のようなものだ。アルトゥール・ショーペンハウアーは天才の概念をそのように定義した。天才とは、その生まれもった特質のおかげで他の人々には及びもつかない半ば神話的存在が示す才能のことだ・・・』

神話的存在が示す才能ってのが面白いね。すべての人間がアインシュタインのようになれると楽しいんだけど、難しいことは判らないけど、人間の脳みその中の塩加減は、神様のさじ加減ってことなのかもね。

ところで、天才ってどこで判断するのでしょうか。ネットを探っていると、「天才度診断」という面白いページを発見しましたよ。
天才である僕があなたの天才性を測りましょう・・・。と、言い切ったこの診断、あほまろの得点は52点で偏差値42.2の平均以下のバカでした。

能力の多寡によって、天才と一般人とを分類することは非常に困難である。折角素晴らしい能力を持ちながらも、それを発揮する機会も無く、唯の「偏屈人間」として生涯を閉じる圧倒的多数の者や、たとえ才能を存分に発揮しても、たまたま運が悪く、生前に評価されずに不遇の人生を閉じるゴッホやシューベルトのような天才もたくさんいる。(ウィキペディア:天才)

あほまろは、天才じゃ無いけど、バカでも無いし、どっちかといえばアホなので、隠れた天才なんだと思って暮らせば、神様もさじ加減を緩めてくれるかもね。
そうだった、北杜夫さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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ひひひ・・、と、あほまろ、やな笑い声でしょ。
実は、夕べ、あほまろは上海蟹ずくしだったからだよ。上海蟹のスープ、上海蟹の小籠包、そしてまるごと上海蟹をモクモク喰らって、〆は上海蟹の雑炊ってわけさ。

日本では上海蟹っていうけど、正式名称は「チュウゴクモクズガニ」で、中国では「大閘蟹(ダーヂャーシエ)」って呼ばれていますよ。以前は、毎年この時期になると香港でたらふく食べていたんだけど、仕事を辞めてから香港に行くことも無くなってしまったので、日本で食べられるお店を探すしかチャンスが無いのが寂しいね。
ところが、一昨日、たまたま浅草で見付けた「上海蟹」フェアーの看板、それが気になって行ってみたってワケ。浅草でもかなり本格的で、香港に負けず劣らずだったよ。
中国では、「上海蟹」の旬のことを「九雌十雄」と言って、旧暦の9月はお腹にたっぷり卵を抱くメス、10月のオスはねっとりとした白子が最高って言われてますよ。そんな理由で、この時期は、オスもメスも最高ってことなのさ。
あほまろは禁酒を守っている身、でも上海蟹の味を更に引き出すには紹興酒しか無いのが困るんだよな・・・。とりあえず上海蟹なんて年に一度しか食べられないことだし、今日から禁酒を続行すれば良いことだよね。あぁ、美味しかった。

Memo
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