とっても寒い朝になりました。今日はもう大丈夫だろうと、半袖を着て散歩に出た瞬間、寒っ! 一気に鳥肌が立ってしまいましたよ。戻って着替えて来ようかとも思ったんだけど、ナナちゃんが用足しを急いでいるので、そのまま歩きだしてしまったのでした。

ちょっと風が吹くだけで、ほんとに風邪を引くかと思うほど寒かったんだよ。「秋風が心地よい」とは文字面だけの風流、現実は厳しいんだよね。

大正時代にアインシュタインの「相対性理論」が日本語に翻訳された時に「相対原理」と訳され世間の誤解を招いたとか、相対は男女の仲なんて冗談は言ってられないのですよ。

全ての物体が光速を超えられない理由は、無限大の力が必要だからなんだけど、光が光速になれる以上、光に質量がないと考えなければ、理論的におかしいんだけど、まだあるかないかはわかっていないはずなんだけど・・・、

ところがギッチョン、天地が引っくり返る大ニュースが飛び込んでまいりました。
欧州原子核研究機構(CERN)がニュートリノをスイスからイタリアまで飛ばしたら、なんと1万6000個が光速より速く到着してしまったのですよ。もし、これが本当ならアインシュタインが提唱した特殊相対性理論が打ち破られてしまうことになるのです。

相対性理論では、ものが速く動くほど時間の進み方は遅くなり、光速では時間の進みはゼロになる。光速を超えるとなると時間の進み方は逆になり、時間を遡ってしまうことになる。

つまり、ニュートリノから見ると、到着したイタリアの時刻は、自分が飛び出したスイスの時刻より前になっているってことですよね。

本当なのか眉唾なのか、にわかには信じられないけど、いちおう科学界に正式な発見として発表に踏み切ったようです。これが本当なら、タイムマシンだって出来てしまうんだよ。もしかすると今回の発見を機に、超光速への扉がひらかれるのかもしれませんよ。

アインシュタインのE=mc²の発見から、106年が経った現在、物理学は、そして人類の科学は、更なる新しいステージに進もうとしているのかもしれない。そんな事が頭から離れず、未知の世界を垣間見るような、そんな夢まで見てしまったんだよ。

草葉の影では、アインシュタインも真っ青になっていることでしょうね。でも、現実の生活の中では、アインシュタインも相対性理論も難しいことには関係無いのです。「リンゴの木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついた」、ニュートン力学だけで充分事足りるし。

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