散歩に出掛ける時間は、とっても涼しくて気持の良い朝なので快適だと思って歩いていたんだけど・・・、

やっぱり誰が何といっても、今は夏。暑くなるに決まっているんだよね。

散歩途中に逢うみなさん、決まって「暑い暑い」の連呼。夏は暑いに決まってるってのに、どうして皆そろって「暑い暑い」と、当たり前のことを連呼するのでしょうね・・・。

そんなことを考えながら思い出したのが、幕末期の長州藩の医師大村益次郎のこととpいっても、ピンと来ない方も多いでしょう。靖国神社の境内の中央に立っている武士といえば、判って貰えるかな。

或る夏の日、村医だった村田蔵六(後の大村益次郎)が往診に出掛けると、近在で畑仕事をしていた農夫が、「先生、今日も暑いですな」と挨拶されたのです。それを聞いた大村益次郎は、「夏は暑いのが当たり前だ!」と一喝して通り過ぎて行ったと、司馬遼太郎の小説「花神」のことを思い出したんだよね。

いくら、夏は暑いのが当たり前、痛いときの「痛い!」と同じじゃないか。何もそんなことで目くじら立てること無いのに、そんな感想を持ちながら読んだ記憶が蘇って来たのです。

あほまろが何で大村益次郎に興味を持ったのかといえば、元住んでいた麹町の家の近所に、大村益次郎が開塾した私塾「鳩居堂」の跡地が有ったのと、靖国神社がすぐ側だったから。当時の散歩は千鳥ヶ淵から靖国神社の境内を廻っていたのですからね。

人間の記憶って、何時何処で蘇るのか不思議に思ったことがありませんか。今朝のように散歩中に、忘れていた記憶が蘇って来ることも多いのですが、帰って来ると、どんな記憶が蘇って来たのかすら、忘れてしまうこともあるのです。やっぱ年なんだよな・・・。

札幌からわざわざナナちゃんに逢いに来てくれたおねえさんです。写真集を見てから、テプコでの写真展もアミューズの時にも見に来てくれたそうです。お土産まで頂いて、ありがとうね。

帰ってから、札幌のおねえさんのことは忘れなかったんだけど、日記を書こうと、今朝の蘇った記憶、いったい何だっけ・・・。

秘密基地があまりに暑いので、ちょっとだけエアコンを入れようと立った瞬間に蘇ったのでした。そうだ、夏は暑いに決まってる。

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