●『九段の桜』

『つくづくと』
　４月１日、いいいよ世の中で新しい年度が始まりました。あほまろにとっても気分一新の月になったのです。実は、今日から浅草寺開門時間に合わせ散歩時間を３０分早めることにしたのです。今月６日はあほまろの誕生日、６２才になってしまうのです。この年になると、もう何の不安もありません。そんな新たなる希望の旅立ちを頭に描きながらの目覚め・・・、せっかく清々しい気持ちで迎えようとしていた矢先なのに、朝から嫌な雨が降っているのですよね・・・。昨日、犬仲間と３０分早くなることを告げたのですが、この雨じゃ誰も来ていないでしょうね。出鼻をくじかれるって、こんなことを言うのでしょうね。

　桜もそろそろ満開になろうとしているのに、この雨でまたまた開花が遅れるようです。天気予報では雨は一旦あがるのですが、夕方から再び降りだし、明日まで続くとか。本格的な春の陽気は明後日以降になるようです。こんな調子じゃ、桜の花もなんとなく咲いて、なんとなく散ってしまう。いわゆる、満開のピークを見ること無く終わってしまいそうですね。

　テレビのニュースで、九段から千鳥ヶ淵にかけての桜が見頃を向かえ、夜桜見物の方々で賑わっている様子が写し出されていました。千鳥ヶ淵付近といえば、あほまろが浅草に越して来る１０年前まで住んでいた所。亡くなったハニーちゃんと、モモちゃんが毎日散歩をしていたのです。ナナちゃんの岡と名付けたお堀沿いの土手を歩き、北の丸公園から武道館を抜け、九段、千鳥ヶ淵と毎朝歩いていたのですよ。特に日中から夜にかけて混雑する千鳥ヶ淵の桜並木も、早朝だけは我々が都内有数の桜の名所を独占、とっても気分が良かったんですよね。そう、今の浅草寺境内だって、早朝は独占状態ですよね。

　隅田川沿いの桜が今ひとつなので、昨日、カメラを持って懐かしの千鳥ヶ淵に行ってみました。テレビで写っていたほぼ満開とまではいってませんでしたが、それでも隅田河畔より開花が進み５分咲き、大勢の花見客で混雑していましたよ。千鳥ヶ淵の散策道では、１０メートルおきに警備員が並び、立ち止まって写真を撮ろうとすると、メガホンで怒鳴られてしまうんですよ。それでも、せっかく重たい機材を持って行ったのですから、警備員の目を盗んで桜で遊ぶ平和な人々を撮ってきました。まだ総ての現像を終えていませんが、その一部を「九段の桜」ページでご覧にいれます。

　テプコ浅草館で、江戸庶民の暮らしを再現「檜細工師三浦宏 匠の技」展が開催されております。詳細は、こちら。

　４月１日はエイプリルフールですね。今朝の東京新聞の特報で、失態の数々を赤裸々に綴った江戸時代の奉行の日記が発見されたことが載っていました。読んでいるとなんとなく胡散臭いんだよな・・・、記事の最後に「本日の特報面の記事、コラムはすべてフィクションです」、やっぱり騙されたんだ。

　東京新聞からもうひとつ、
　『自転車事故防止の名のもと、「三人乗りはダメ」など、次々と規制の網を広げる動きが出ている中、安易な規制に反対する住民の反対運動が起きている。自転車のハンドルに傘を固定する器具の使用を禁止しないよう求める「堺市さすべえ愛好連盟」（大阪府）は署名運動を開始。自転車業界もベトナムの自転車タクシー「シクロ」を改良した三人乗り自転車を開発、生き残りを探る。環境にも優しい「庶民の足」の現場を追った。（きょう４月１日はエープリルフールです）』

　雨なので、誰も歩いていませんね。午前５時４０分の仲見世です。

　

　伝法院の前庭のソメイヨシノもようやく５分咲きかな。

　今年は、剪定でかなり枝が落とされてしまったので、桜の密度が極端に薄くなってしまいましたね。

　

　開門が３０分早まっても、いつものみなさんがいらしてましたよ。

　さあ、新しい年度の始まりです。

　今年度も良い年でありますように。モモちゃんとポーちゃんが元気になりますように。テポドンが飛んできませんように。

　

　



　雨でも工事は行うようですね。　

　
『本堂から宝蔵門』

　

『本堂から宝蔵門の大提灯』　
　

　毎月１日は、商店街のみなさんが襷をかけて境内に清掃に集まってきます。こんな雨でも清掃作業を行うのかな。

『今朝の浅草神社』