モモちゃんは眠たいのです。散歩の用意をしようと書斎に入っても新聞紙の上で熟睡しているモモちゃん、あほまろが側を通ても全く起きるそぶりが無いのです。まさか・・・と、触って見るとかすかに目を開け再び眠りに入ってしまいました。お疲れなのでしょうね。今朝は寒いし、散歩はナナちゃんを連れていきましたよ。

　観光客で賑わった浅草大観光祭も終わり、奥山風景が取り壊されどんどん寂しくなった会場跡地に半纏が２枚ぶら下がったままになっています。今までは特に気にもせずに見ていたのですが、今朝、ランニング姿のおばさんから興味有る解説を聞いてしまいました。半纏は、大工・鳶頭・飾り職人・植木職人・材木・造り酒屋・醤油・油職人、様々な職人に着用されそれぞれが職業を表す背紋を入れ、使っていない時には自分の家の軒先にそれを吊し、商売の看板代わりにしていた時代の名残ではないかとのことでした。植木職人をしていたおばさんの祖父が健在だった頃には、いつも家の物干し竿に植木職人の半纏を掛けていたそうです。

　ということは、これは一種の看板なのでしょうね。奥山風景では、この位置に火消し番屋を設けていたので、その印に半纏を掛けていたのでしょう。この辺一帯を取り仕切る新門さんは、江戸消防記念会三番組の組頭ですから、半纏も三番組を書かれているのです。

　この江戸消防記念会とは、徳川吉宗が将軍だった享保四年南町奉行大岡越前が江戸の火消しを創設するに当たり組員の揃着として、いろは四十八組に太物半反で纏る所から半纏と称して着用させたのが半纏の始まりとか。向鉢巻きに揃えの半纏を着て纒片手に火事場に飛んで行くいなせな姿は、江戸中の人気をさらって、次第に商家でもそれを真似した看板着として普及していったのです。それが今の時代になっても職人さんたちの看板着となっているって訳ですね。

　我々にとっての半纏はお祭りの必需品。でも、お祭りで半纏を着るようになったの歴史は意外と新しいようです。以前、半纏製造業者の方から聞いたところによると、お祭りで半纏を着るようになったのは東京オリンピック以降で、その後の大阪万博のお祭り広場で揃いの半纏で神輿を担いだのが話題となり、全国に広まったとのことです。それまでの「祭半纏」とは、神との契約の為、神輿を操る限られた人だけが着れる神聖な衣服だったようです。でも、時とともに人は祭の本質を忘れ、半纏も単なる飾りとなってしまいました。みんなが「祭半纏」は神を根底にした着物であるという意識を持って着てくれたら、昨年までの三社祭の騒動も無かったではないでしょうか。

　物干し竿の上で朝日を浴びながら揺れている半纏、奥山風景が総て片付けられるまではその役目を終えていないんだな・・・。なんて、しみじみその役割を考えてしまいました。

　





『本堂から宝蔵門』　

　『本堂から宝蔵門の大提灯』　

『今朝の浅草神社』　　　

　仲見世のお正月飾りを撮っていると、後ろからナナちゃんに声をかけられましたよ。ナナちゃん同士でじゃれ合ってましたよ。

　ダンディ君にシータちゃん。おとうさんは毎日４匹の犬を交代で散歩させているのです。

　今朝は元気に歩いて来たバビちゃんです。もうお腹の調子は治ったのかな。

　ジャム君は避妊手術をしたばっかりなので、まだいつもの元気が無いね。

　おや、クッキーちゃんとクレアちゃん、今朝はおとうさんと一緒なんだ。

　いつもと違う光景に、ナナちゃんも戸惑ってるようだね。

　ココアちゃんのおとうさん、カメラを持ってますね。

　ココアのブログ「まるごとココア」を始めたので、毎朝、写真を撮ることにしたようです。

　ココアちゃんはおとうさんのカメラにはちゃんとポーズをとるんだよね。

　はい、大人しくなってしまったジャム君も一枚。

　ちゃんとココアを撮らなくちゃダメだよ！おとうさんが他のワンちゃんを撮っているので、ココアちゃんが怒ってますね。

　今日は新しいお洋服なんだからね。

　色々なポーズで撮ってちょうだいね。

　ココアちゃんの写真を撮っているおとうさんも嬉しそう。

　リリーちゃん、こっちに気づかづ行ってしまったよ。

　チョロ君、何を見ているのかな・・・。

　そっか、稲村のおばあちゃんとボビちゃんが来たんだね。

　モナカちゃん、最近は良くお逢いするようになりましたね。

　モナカちゃんは大きくても女の子なので、とっても優しいワンちゃんなんですよ。

　ナナちゃんだって女の子なので、優しいかもね。でも、みんなからおとうさんって呼ばれているので、自分は男のつもりで居るのかな・・・。