昨夜、近所の寿司屋でふぐを食べたのです。それも、強烈なテトロドトキシンが大量に含まれている、ふぐの卵巣を食べてしまったんですよ。そのおかげで、足の上に重たいものがずっしりとのし掛かり身動きがとれないのです。寝ぼけ眼で薄目を開けると、周りはまだ真っ暗。これはもやっぱりふぐの卵巣で、とうとう天国に召されてしまったのかも・・・。

　天に召される前の最後の力を振り絞って足の重りを振り払おうとすると、異様なうめき声と共にバタバタと暴れ回る気配が・・・、あぁ、やっぱり閻魔大王が直接あほまろを迎えにやって来たのだ、禁断のふぐの卵巣を食べてしまった報いでした。覚悟を決めて起き上がってみると・・・、なんだ、ナナちゃんじゃないか。夜中に寝室に潜り込んで足下で寝ていたんですよ。て、ことはと、周りを見渡してもお線香の煙も無いし、女房も子ども、親戚のまでが悲しそうにあほまろを見つめている訳も無く、至って通常。あほまろはまだ生きていたのですね・・・。

　生きているあほまろは救急車のお世話になることも無く朝を迎えたのです。今日、11月９日は読んで字の通り、「１１９番の日」です。１１９番は緊急の場合に使用する番号ですが、普段の生活の中では使用する必要の無い番号でというか、できれば使用したくない番号ですよね。でも、あほまろは一度だけ利用したというか、されたことがあります。胃潰瘍で大量吐血し倒れてしまったのを見付けた息子が、１１９番に助けを求め、救急車で救急病院に運ばれたのです。もう５年も前の話ではありますが、あほまろが気付いたら病室だったもので、その時の記憶は全く無いのです。その後、転院のために再び救急車で移動した時のことはもちろん鮮明に記憶していますよ。根津から新橋まで、サイレンを鳴らしながら、皇居前であっても信号無視で走る救急車、まさかこれは「黄色い救急車」じゃ無いだろうな・・・、なんて冗談も言える状況での搬送でしたよ。

　注：「黄色い救急車」とは、「頭のおかしい人の所には黄色い救急車が来て、鉄格子付きの病院に連れて行かれる」という都市伝説で、いわゆる噂ですよ。

　今日「１１９番の日」は、防火意識の喚起とともに、適正かつ迅速・的確な119番通報を呼びかける啓発活動が行われる日で、秋の全国火災予防運動の初日でもあるのです。散歩の帰り、消防職員が新仲見世の入り口に横断幕を掲げていましたよ。

　さて、長々と余計なことを書いてしまいましたが、肝心の「ふぐの卵巣」、実は、猛毒をもつふぐの卵巣を糠漬けという方法で毒抜きして食べる、世界的にも珍しい加工食品が石川県に存在していたのです。でも、なぜ卵巣の毒が消えるのか、科学的な解明がされておらず、解毒の過程は現在も謎のままですが、江戸時代から事故も無く親しまれている安全な食べ物で、石川県白山市美川地区と金沢市大野・金石地区と輪島市だけが製造を許可されているとのことで、一度口にすると、癖になってしまうかもよ。
　いったい誰が最初に口にしたのかの謎に包まれた食材、今も古い倉の中で三年間の熟成を続けている「ふぐの子」たちに、乾杯！

　







『本堂から宝蔵門』　

　



　

　

　



『今朝の浅草神社』　　　

　最初のワンちゃんは、仲見世でレンゲでした。相変わらずカメラを無視していましたよ。今日は日曜日なので、まだ暗い境内でも訪れる人は多かったですよ。

　本堂前では、ジン君、クッキーちゃんとクレアちゃんが遊んでいました。

　クッキーちゃんとクレアちゃんはナナちゃんにも優しく接してくれるのです。

　今朝はモモちゃんも行きたがっているのですが、外は寒くなったので、家でお留守番なのです。お逢いするみなさんにとりあえず、そんな説明をしますよ。

　お参りを済ませたメイちゃんが帰ってきましたね。おばあちゃんに抱っこされているので、カメラ目線になってくれましたね。

　ココアちゃんのおとうさんは、昨夜は息子さん夫婦と深酒をしたので、二日酔いとかいってました。でも、お坊さんなのでお酒は飲めないし、きっと般若湯で酔ってしまったのでしょうね。

　ナナちゃんのおとうさんはふぐの卵巣を食べてしまったんだって？みんなが不思議そうに話しを聞きたくて近寄ってきました。

　食べるものに事欠いて、何もわざわざ毒を食べることは無いでしょうに。ココアは絶対そんなの食べたくないよ。

　でもね、おとうさんは食べてみたいっていってるし、きっと、またあほまろと野八寿司に食べに行くんだろうな・・・。

　あぁ、ふぐの卵巣だって。ココア、考えただけでもげ〜、戻しそうになってしまうよ。

　本当にナナちゃんのおとうさんは変な人だよね。

　ふぐの卵巣の話しで盛り上がっているところにやって来たボビーちゃん。

　ボビーちゃんだってふぐの卵巣なんて食べたくないよね。普段私たちが何気なく食べているものの中にも、先人の勇気や犠牲があったということを想像すると、食事に対する感謝も一層深まるよね。

　ボブは、命がけで食べることってしたくないよ。テトロドドキシンという超強力な神経毒は、たった10gで人を殺すことができるんだよ。犬だったら、嘗めただけで死んでしまうんだからね。

　もう怖いふぐの毒の話しは止めましょね。レナちゃんが言ってましたよ。

　ランディ君だって、食べるものには気を遣っているんだよね。でも、驚くべきは先人の食への執念よな・・・。

『テプコ浅草館』(ホームページ）
　一階ロビー企画展
「第１回　したまちコメディ映画祭in台東」開催記念展示会
「再現！浅草六区の賑わい」展　
　２００８年９月３０日（火）〜１１月１６日（日) 月曜休館　入場無料

　昨日は、ＮＨＫの「こんにちはいっと６けん」で「ゆめまち観音」のジオラマ作家の山本高樹氏が紹介されました。また、テプコ浅草館では、「たけしの誰でもピカソ」（１２チャンネル） の収録も行われました。この番組では、浅草の街の話題を特集するのだそうです。放送は、２１日(金）夜１０時から。その日はちょうど映画祭の前夜祭で、「ゆめまち観音」の発公開の日なんですよね。