暦の上では今日からお盆なので、浅草寺本堂内に大きな慰霊碑が設置されています。しかしこれはあくまでも暦の上でのお盆、最近ではひと月おくれの盆行事をするのが慣例となってしまいましたね。これは、明治になって新暦が採用されると、７月１５日では、当時国民の８割を占めていた農家の人たちにとって、もっとも忙しい時期と重なってしまい都合が悪かったことから、お盆をひと月遅らせ、ゆっくりとご先祖様の供養ができるようにしたってことなのでしょうね。

　我が家のお墓は北海道に有るため、ほとんどお参りに帰ることが出来ません。お盆だけでも帰ってあげたいのですが、今年は映画製作の真っ最中なので不可能でしょうね。でも、仏教の世界では大日如来様を頂点として派生しているので、現代のネット社会同様、どこの寺院で詣でても北海道のお寺さんまであほまろの想いが通じていることでしょう。なんて勝手な想像でいるのですが、間違いでは無いでしょうね。

　昨日、この日記で、アメリカ人夫婦が柴犬を求めていることをお知らせしたところ、多くの方から柴犬の情報メールを頂きました。その中で、西浅草の方から、先週産まれたばかりの柴犬の子どもが三匹、それも全部メス犬です。どの子も元気に育っているので一度ご覧になりませんかとのことをアメリカ人夫婦に連絡したところ、滞在中のホテルの近所なのでさっそく連絡をとって逢いに行ったそうです。その方の家には、柴犬の両親も一緒に暮らしており、可愛い親犬を見た瞬間に三匹全部が欲しくなてしまったとか。まだ乳離れをしていないので、後１月両親と一緒に育ててもらい、８月の中旬に再び来日して引き取ることになったそうです。

　今朝さっそく、アメリカ人夫婦に電話をしてみました。大好きな「ポチ（アメリカでは柴犬のことをそう呼ぶらしい）」の姉妹が三匹も一緒に貰えるなんて、もう嬉しくて嬉しくて、今夜は先方の方々をディナーに招待しているのであほまろも一緒に来てくれないかとか未だに興奮覚めやらぬ様子でした。こうなったら、予定を早めてアメリカに帰り、犬のために家の一部を改築して環境を整えてから犬たちを迎えなければならないとおっしゃってました。そして、明日の朝は再び浅草寺でモモちゃんとあほまろに感謝のお礼をしなくっちゃとか。感謝されてもね・・・、あほまろはただ日記で呼びかけてあげただけなんです。でもね、感謝とかお礼なんていわれても困ってしまいますよ。それよりも、新しく家族になられる三匹のワンちゃんたち、何か浅草にちなんだ名前を付けてあげてください。それだけで、あほまろは満足ですよ。

　それにしても、情報社会って素晴らしいですよね。この日記で呼びかけて僅か４〜５時間後に、新たな縁が結ばれてしまったのですから。それも、国際交流なんですからね・・・。大日如来様に繋がる観音様の御利益によって、お盆の迎え火に素晴らしい出会いを取り持ってあげた。これも、世界はみんな繋がっているって証拠なのでしょうね。それからしたら、東京と北海道は目と鼻の先なんですよね。

　アメリカ人夫婦、これから毎日この日記を見てくれるとおっしゃってました。言葉は判らなくても、ワンちゃんの写真だけでも充分楽しめますからね。

　

　本堂に安置された「三界万霊」の位牌。

　正面から。

　浅草寺では、五重塔内部が納骨堂になっています。お盆の最中はいつも静かな五重塔も混み合うのです。　



『今朝の浅草神社』　　

　一緒に出たナナちゃん。雷門前で、のろまなモモちゃんを待ってましたよ。

　今朝は暑さもさほど厳しくないので、仲見世をのんびり歩くモモちゃんです。

　天敵ノエルちゃんから逃げ出して来たココアちゃん。　

　いや〜怖かったよ・・・。

　まだ、ノエルちゃんの方を見て怖がってますね・・・。

　でもね、ノエルちゃんはまだ赤ちゃんなので大丈夫なんだよ。怖くないから、今度、近づいてみましょうね。

　犬嫌いのバビちゃんだって平気で側にいましたよ。

　わ〜！チョコちゃんだ。そっか、今日は日曜日だよね。

　チョコちゃんのおかあさんは忙しいので、日曜日しか散歩に出られないのです。

　ボビちゃんは毎朝お散歩です。

　小型犬はみんな仲良しだよね。

　でもね、ノエルちゃんのようにでっかいワンちゃんが近づくと、みんな逃げてしまうんだよ。

　きかん坊のランディ君でさえノエルちゃんが苦手なんだよね・・・。

　ノエルちゃんにまともに相手ができるの、境内ではジンちゃんだけかな。

　こちらもチョコちゃんです。

　カンちゃんもやって来て、

　仲良くご挨拶。

　ジル君です。

　モモちゃんはジル君がお気に入りなんですよね。

　ゆめまち観音の撮影風景が東京新聞の社会面で紹介されました。

　映画は総てアフレコで音を入れなければいけないのです。そのため、台詞のガイド録音しておかなければいけません。とりあえずこのお二人で全員の声を喋べるんですよ。

　まだまだ続くよ、暗く長い道のりが・・・。

　昭和３９年当時の居酒屋の内部。