『今朝の浅草』
雷門前の並木通りでモモちゃんの用足しをしているところに、ホームレスのような男が “これ50円で買ってくれないか?”、なんて使い捨てライターを差し出してくるのです。あんたね、今では100円ライターが5個入って100円で買えるご時世だっての知ってるかよ。“じゃ10円で良いから買ってくれよ、正月に家に帰る電車賃も無いんだ”、おやおや今度は泣き落としかよ。正月のお年玉と思って、と、ポケットを探ると10円玉が2個、これやるけどライターは要らないよ。
ま、電車賃は口実でしょうけど、この辺でしょっちゅう見かける奴なので何か悪さをされても困りますよね。それよりも、別れてから考えてみると、ライターなんか持って歩いているのって危険だったかな。取り上げてしまえばよかったかもね。
年の瀬も押し迫った大晦日の夜、小さな少女が一人、寒空の下でマッチを売っていた。マッチが売れなければ父親に叱られるので、すべて売り切るまでは家には帰れない。しかし、人々は年の瀬の慌ただしさから、少女には目もくれずに通り過ぎていった。
マッチラベルを集めているあほまろ、この時期になると思い出す童話がこの「マッチ売りの少女」なのです。お話の内容は誰もがご存じでしょう、先日、アメリカの科学雑誌の特集に『「マッチ売りの少女」はなぜ死んだのか』を、物理学者たちが真面目に討論をしていたのです。それによると、マッチ売りの少女の場合、本人の尽力ではどうしようもない限界状況に置かれていた。だから、彼女の神経系は、苦痛というネガティヴ・フィードバックで彼女にエントロピー(クラウジウスが命名した熱学上の概念)を捨てることを促進する代わりに、幸福な幻想で逆に苦痛を和らげのではないだろうかとのことですが、それは結果ではありません。少女は、エネルギーが足りなくて死んだのか、それともエントロピーが増大して死んだのか。そんなバカげた問題をめぐって、エントロピー派とエネルギー派の間で10年間にわたって延々と論争が繰り広げられているようです。
学者先生の考える表面には出て来ない問題は、我々凡人には理解できませんね。そんなことが真剣に討論されるとは、アンデルセンだって作品を創る上でも考えたことは無かったでしょう。それよりも、アンデルセンは経済的に全く恵まれない少女時代を送った母親をモデルにして、この作品を作ったとされているのですから。
マッチが全盛時代、ヨーロッパでは街の中に本当にマッチ売りの少女が居たそうです。それも、たいていがホームレスで、通行人から哀れまれる格好が特徴だったようです。そのため、寒い雪の夜なんてのが一番惨めに見えていたのでしょうね。
このご時世に、もし繁華街にマッチ売りの少女が居たとしたら、あなたはマッチを買ってあげますか。ネットを探していると、な、なんと、それを新宿歌舞伎町で実験した方がいらっしゃいましたよ。
『子供の頃から不思議に思っていた。童話に出てくるマッチ売りの少女はいったい一日にいくら稼いでいたのか。それを検証してみた』
(こちらをご覧ください)
それも、少女にメイドの格好をさせ、一個100円に設定、1時間で25個売れしめて4464円。ところが帰りしなにヤ〇ザがひょっこり現れてショバ代2000円也だったそうです。
こんな実験の方が、エントロピー派とエネルギー派の物理学者さんたちよりも、より現実的で楽しいかもね。これだったら、アンデルセンだって笑って許してくれることでしょうね。
なんとなくあほまろも実験をしてみたくなってしまったよ。マッチは売るほどあることだし・・・。
それと、最近はアップが遅くなって申し訳ない、パソコンに向かってじゃいるのですが、なぜか文章が纏まらないんです。年ですね・・・。
『今朝の雷門』
今年も残すところ3日となりました。年の瀬を迎えた浅草でも歳末商戦で彩りを増していますが、今年のボーナスは民間の一人当たり支給額が前年を下回ったそうですね。それに追い打ちをかけるかのような原油高騰、そのあおりが家計を直撃しているようです。
原油高騰による連鎖で、パン類やスパゲティ、洋菓子の一部も値上げしてしまったようですが、近所のスーパーには、「原油高騰に挑戦」なんて貼り紙がされてましたよ。これって、いったいどんな意味が有るのでしょう。原油高でも値上げはしないという意味なのか、それとも原油高以前の価格で安売りをするってことなのかな・・・。
こんな簡単なポップでも、それを見た客が読み取る意味って興味がありますね。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の本堂』
『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』

『今朝の二天門』
『今朝の境内』

すっかり葉を落としてしまった最後の銀杏。
「ガサ市」も今日でお終いです。
「みの勝」さんの商品で残ったのは僅かこれだけでしたよ。今年も良い商売をされましたね。
これから総てのお店が撤去され、その後にお正月の屋台が設置されるのです。
長かったようで短かった「ガサ市」、これが終わって浅草は本当の年の瀬を迎えるのですよ。
『今朝の浅草神社』
浅草神社です
お炊きあげの中に、熊手やダルマを入れないようにとの注意書きが。
『今朝の一写』
年の瀬も押し迫ったというのに、花やしき通りのリニューアル工事が続いています。
『浅草な人』
今日でお終い「ガサ市」。毎朝、コンロで暖まっていた「浅草な人」たちとも、来年までお逢いできないのですね。お疲れさまでした。
『今朝のワンちゃん』
一緒に家を出たのに、女房は寒いからもう帰ってしまうんだって。

ナナちゃんはもっともっと歩きたいのにね・・・。

ほら、おばあちゃんだって元気に散歩をしているっていうのにね・・・。
昨日は御天気が良かったので、早く帰って洗濯物を干そうと思って、急いだの。それで、駆け足だったんですね。
いつもお逢いするワンちゃんのおかあさんたちとは、とっても生活感溢れる会話になってしまうんだよね。ボブちゃんとおかあさんでした。
ポンタにゴンタ。モモちゃんとも相性が良いんですよ。
でも、今朝のもモモちゃん、ちょっと吠えて驚かせたりして・・・。
はい、お馴染みココアちゃん。今朝はお兄ちゃんと一緒ですね。
なかなかこっちを向いてくれないので、最近はなかなか良い表情が撮れないのです。
ナナちゃんはいつもカメラ目線ですよね。
そしてモモちゃんとの挨拶はいつも、こんな状態。おや、誰か来たのかな。
やって来たのは、チョロタ君でしたよ。
もう一匹、ここでは初顔ですね。浅草生まれなので、大吉君というのですって。
みんなが集まって賑やかですけど、大勢集まるとモモちゃんは嫌がって近づかないのです。
大吉君、これからもよろしくね。
ちょっと遅れてしまったので、みんなに逢えなかったランディ君です。
モモちゃんとご挨拶をしていると、フレンチブルドッグが・・・。
稲荷町に住んでいるバナン君といって、11才なんですって。時々浅草寺まで来るそうですよ。またお逢いしましょうね。
シオン君です。
『迎春準備完了』
花やしき
六区の映画館
浅草演芸ホール
ひさご通り入口
一昨日みんなで作っていた伝法院通りの繭玉です。
やはり本物のお餅が付くと雰囲気良いですね。
雨が降らなければこのままお正月まで持つのですけど、明日は雨の予報ですよね。
『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』
江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、
また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより
廃業する銭湯の数は少なくありません。
今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。
あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
展示内容
・江戸時代の「湯屋」の模型展示
・現代の銭湯の模型展示
・台東区内「銭湯めぐり」写真展
・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
※休館日を除く
今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。
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