『今朝の浅草』
連日の猛暑に見舞われ境内に集まるワンちゃんたちも疲れとストレスが溜まっているのでしょうね。今朝も、手水場で休んでいるビビアンちゃんを囲んでみんな暫しの休息です。ビビアンちゃんは大きくて頼れるのか、いつも境内の人気者なのです。集まったワンちゃんたちは、まるで近所のご隠居さんのご機嫌を伺うかのようにすり寄って来るのですが、肝心のビビアンちゃんはどのワンちゃんに対しても藻感心、煩わしいので独りにしておいてよとでも言いたげに横たわったままなのです。でも、みんなが近寄って来るということは、他のワンちゃんとは違う独特なオーラーを発しているのでしょうか。人間世界でいえば芸能人に群がるミーハーたちのような存在なのでしょうね。
いったいどんな魅力があるのでしょう。よくよく考えてみると、気さくなビビアンちゃんのお母さんとの触れあいを求めてみんながやって来るようですよ。そういうあほまろもモモちゃんに託けて、ビビアンちゃんのお母さんとの触れあいを楽しんでいるのかも知れないかもね。ビビアンちゃんのお母さんの妹さんはニューヨークで暮らしているので、毎朝あほまろの日記を見てくれているそうです。おかげで、姉妹のコミュニケーションが深まったと感謝されてしまいました(テレテレ)。きっと妹さんも素敵な方なのでしょうね・・・。
隣人との触れあいが無い大都会といわれますが、他の地区のことは解りませんが、浅草は観音様のおかげで、このようにワンちゃんを通じてみんなと会話が出来る場所が有るだけでも幸せですね。あほまろも引っ越して来た最初の頃、なんとなく恥ずかしさが先に立って見知らぬ方々との会話を避けていた時期もあったのです。
でも、ここは浅草、三社祭という行事を中心にみなさんまとまりがあるようです。知らない方との会話のきっかけも、“あなたはどこの町会なの”とか、“それじゃ今年は○之宮(注:浅草神社には三基の御神輿が有って、毎年3地区持ち回りなのです)だね”とか、総てが三社祭に関する話題から世間話に派生していくようです。
ビビアンちゃんと別れ、影向堂のお庭で声をかけてくれた子犬を連れたお姉さん。“モモちゃんですよね。私も散歩がしたくて先月飼ってしまったんです。でも、この時期は暑く可愛そう”、生後3ヶ月のチワワだそうです。モモちゃんをお母さんと勘違いをしたのか、お腹の下でおっぱいを求めて探し回っているのです。そんな時のモモちゃん、いつもの煩わしい態度をなく、黙ってされるがままでしたよ。年をとっても母性本能はちゃんと残っていたるのですね。
あほまろが浅草に引っ越したのは平成11年11月です。その時からモモちゃんの散歩は続けているのですが、写真日記で浅草を紹介するようになったのは、翌12年の2月からです。今月でちょうど7年半になります。その間に、モモちゃんと三社祭おかげで大勢の方々との触れあいを持つことができるようになりました。最初の頃は、なんて排他的な街に越して来てしまったと後悔したこともありましたが、毎朝、大勢の方々から声をかけてもらえるようにまでなってしまった現在、すっかり地域に密着してしまったようですね。この日記を続けるために、モモちゃんにももう少し頑張ってもらわなくっちゃね。
『今朝の雷門』
どうも最近は愚痴ばっかりの日記になってしまってごめんなさい。いつも何も考えず、パソコンに向かって頭に浮かんだことを書き綴ってしまうのです。おまけに書き終えると何を書いたかも総て忘れてしまう。恥ずかしいので読み返すこともしないのです。連日の猛暑でまとまりの無い文章、ごめんなさいね。でも、定点で撮っている写真だけは総て抑えているのですが、今朝もモモちゃんの写真を撮るのだけを忘れ、昨日の写真を流用してしまいました。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の浅草寺』

『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』
『今朝の二天門』
二天門の横に掲示されているのは、修復工事を行うとの案内です。この掲示が出されたのは確か宝蔵門の修復工事が始まった頃ですが、未だに手つかずなのです。浅草寺の堂宇の中で、二天門・六角堂・浅草神社本殿が国の重要文化財に指定されていることもあって、国の予算が付くまでは触ることも出来ないのでしょうかね・・・。

『今朝の境内』
感想を求められても、ただ暑かったとしか言いようが無い今朝の境内でした。
台東流鏑馬の会場もすっかり片づいてしまい、ここで遊ぶワンちゃんたちも戻ってきましたよ。
『今朝の一写』
“いつも拝見してますよ”、いつもお父さんを車いすで観音様に連れていらっしゃる親孝行な方です。あほまろが更に老いた時、息子は同じことをやってくれるのでしょうか。無理でしょうね。あほまろの父親が健在だったとしても、あほまろはきっとやってないだろうな・・・。身勝手で悪い息子だったから。
親孝行したい時には親は無し
『浅草の人』
何を探しているのか、仲見世に立ち止まってガイドブックに見入っている方がいらっしゃいました。何かお探しですかと声をかけると、“結構です”と突っ慳貪に返ってきました。親切心も時として迷惑になってしまうこともあるのでしょうか。あほまろが知らない観光地に行ったとしたら、自ら地元の方との触れあいを求めるのですけど、世の中、人との触れあいが好きじゃない方も多いのでしょうね。

家族連れに“おはようございます”、と声をかけると、全員がまるで合唱するかのように返してくれました。こんな瞬間は、お互いにとっても幸せになれるのですよね。

『今朝の浅草神社』
浅草神社です。こちらも二天門と同様、国の重要文化財に指定されているので勝手に修復は出来ないのです。でも、これからお隣の社務所だけは改築工事が行われるので、現在寄付を募っているところなのです。
先日、浅草でお店を経営している方、“寄付を出して失敗したよ”とぼやいてました。来年の三社祭は宮出しも渡御も無くなってしまうのですから、きっと同じ考えの方も多いことでしょうね。あほまろももう少し様子を伺ってからにしますよ。
浅草の神田です。

もう水田に水は要らないのでしょうか。このところプランターの中には全く水がありません。

『今朝のワンちゃん』
暑いよ・・・。ワンちゃんも座り込んでハアハアやってました。

暑いから早く返ろうよ。ここは日陰になっているのでまだ良いのですが、日向に出ると地面は焼けるように熱くなっているのですよ。
暑いので、舌を出さないで歩く犬は見かけないですね。みんなハアハア、息づかいまで聞こえてくるのです。もちろんモモちゃんも。

後ろからでもハアハア聞こえてますよ。

お婆ちゃんのボビーちゃん。日陰を選んで歩いていきました。

あほまろとモモちゃんが影向堂を廻って来たのですが、まだビビアンちゃんは境内に居たのですね。今日も歩きたがらないのでしょうか。

生後7ヶ月くらというまだ若いワンちゃんです。遊んでもらいたくて誰にでもくっついていくのですよ。同じ年の頃、我が家のナナちゃんもそうでしたよ。

『今朝の自転車』
暑い自転車コレクション。

日陰は涼しそうですけど、
暑い日向は長い影を引きずっていますね。
影が面白いので狙ってみたのですが、こんなに長くなるなんて・・・。

影の無いのも寂しいですね。
『今朝の余談』
一昨日、青梅の「昭和幻燈館」に行ってきました。ここには、ジオラマの作者山本高樹氏が創ったなつかしの昭和の風景が展示されているのです。
館内に入ると、真ん中に聳えているのはかつての浅草のシンボル、「凌雲閣(浅草十二階)。
実は、あほまろも明治末期の浅草六区の姿の制作を山本高樹氏に依頼しているのです。凌雲閣だけじゃ無く、瓢箪池の対岸から見た六区の風景なのです。
出来上がりは年末頃になるとのことなので、山本高樹氏が製作されたジオラマの現物を観察するのが目的で出かけたのでした。
これらのジオラマは、雑誌「荷風」でもお馴染みですね。ジオラマのどこかに永井荷風さんが立っているのです。
のどかな温泉風景、のんびりとした雰囲気が伝わってきます。
お祭りの縁日。お店に並ぶ小さな商品も一つづつが手作りなんですよ。
どこかで見た風景。灯りのともった情景を眺めているだけで、子供の頃を思い出しますね。
こちらは、おいなりさんの有る街角。
あほまろのお気に入りは、この船宿。写真では見えませんが、精密な木造の船宿がまるで本物のような佇まいを見せているのです。
詳細は山本高樹氏のホームページをご覧ください。
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