『今朝の浅草』
夜中まで激しく降っていた雨も朝方には上がりましたが、とっても肌寒い朝になりました。もうこの時期は半袖じゃ風邪をひいてしまいそうですね。もちろんあほまろは長袖シャツで出かけましたが、隅田川沿いに吹きつける風が冷たく、やはりジャケットを着て来れば良かったかな・・・、そんな後悔をしてしまうほどでしたよ。
昨日の雨はかなりの量が降ったのでしょうね。放水路の完備で最近はほとんど溢れることの無い隅田川ですが、いつもと比べるとかなり増水しているようですが、テラスまでは水が来ていませんでした。この時期、雨が降るとテラスまで水が上がってくることも多く、怖さを知っている青テントの連中は、公園に上がって暮らしているようです。隅田川を楽しんで貰おうと我々の税金を数十億円もかけて設けられた親水テラス、青テントに占領されてしまってその目的はいったい何処に行ってしまったのでしょう。もしかしたら、親水テラス建築の目的は、ホームレス対策の一環だったのかな・・・。
青テントが一時的に無くなったテラスを歩きながら、ここが我々がいつでも親しめるテラスで有ったらどれほど良かったことでしょう。そんなこと考えてしまいました。確かに、目立たない河川敷を整備し、そこに青テントを並べた方が公園のど真ん中に造られるよりも良いと考えたのでしょうかね・・・。彼等にとっては、億ションをタダで提供してもらったようなものですからね・・・。
今日から発足した初の戦後生まれの安倍晋三首相を首班とする新内閣、「世界の人たちから尊敬される、子どもたちが日本に生まれたことを誇りに
思える、美しい日本をめざしたい」との方針を明確に打ち出しています。美しいとは、いったい何を美しくしたいのでしょうか。過去の政権で社会的規制の破壊が、いかに深刻な社会問題を噴出させてきたかを、ちょっとで良いですから東京の下町を代表する隅田川に目を向けて欲しいですね。

写真でご覧の通り、ナナちゃんの身体がますます大きくなってきました。この二匹は、毎日秘密基地で暮らしているのですが、モモちゃんはどんどん大きくなっていくナナちゃんを怖がるようになったてしまったのです。年功序列よりも力の強い者が支配出来る野性の世界を知っているかのように、最近のモモちゃんは、ナナちゃんが大好きなボールを隠してしまうことくらいしか反抗出来なくなってしまったのです。
政治の世界も同様、異例のスピード出世をした若い首相が、総裁選のライバル麻生太郎を再び外相に任命しました。昨夜の強烈な皮肉を込めた麻生氏の会見、まるでナナちゃんの若さに太刀打ちできなくなってしまった今のモモちゃんの心境を見ているようでもありましたよ。そのうちにきっと、若造に何か意地悪をしたくなるのでしょうね。モモちゃんがボールを隠すように。
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『今朝の雷門』
浅草寺境内には、板東札所のお遍路さの団体がやって来ました。お遍路さんといっても観光もその目的の一つなのです。みなさん、口々にお土産屋さんはまだ開いていないのを残念がっていました。“せっかく浅草にやって来たのだから、雷おこしの一つも買って帰りたかったよ”、モモちゃんと同じ14才の柴犬を飼っているというお婆さんが残念がっていましたよ。

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『今朝の一写』
フランスからやって来た美容師の団体さんも浅草寺を詣でていました。おみくじを買ったのは良いのですが、何と書いているのか全く解らないようです。“凶のおみくじを示して、何と書かれているの?”、片言の英語で質問をされたのですけど、まさか“Dark
omen”なんて、こと言えず、“It seems that your future
is good.”、喜んで結んで帰りましたとさ。
京都のお寺では、英語版のおみくじも売られていたそうです。大勢の外国人が訪れる浅草寺、外国語の対応も必要ですよね。

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『今朝の境内』
お遍路さん、本堂で般若心経の読経を行っておりました。

大きなワンちゃんは運動量が多いので自転車が最適なのです。我が家のナナちゃんもどんどん大きくなって来るので、そろそろ自転車を買わなければいけなくなって来るのでしょうかね・・・。

排水溝が整備されて、水が溢れなくなった伝法院の正面玄関です。これが完成する前までは、雨の朝は石畳の両側にまるで湖のような水溜まりが出来ていたのですよ。

来月から秋の観光祭が始まります。工事中の宝蔵門の両側に奉納提灯を吊す枠が取り付けられました。昨年は予定の半分も埋まらないまま終わってしまいましたが、今年はいったいどれほど集まるのでしょう。徐々に景気も上回ってきたようなので、今年こそは目一杯提灯で埋めたいですね。

生花展の展示場が完成しました。10月1日から始まりますよ。


毎朝定点で撮っている浅草神社の正面ですが、何か変わった写真が欲しくて人が来るのを待って撮りました。意味は無いけど・・・。

浅草の神田、手前の最初に実った稲穂はそろそろ刈り時ですが、他はもうちょっとですね。

こんな状況で良く実ったものです。

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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
隅田川は利根川から別れ、東京湾に注ぐ全長23.5kmの一級河川です。古くは835年(承和2年)の太政官符に「住田河」として記されており、観音様が上がったことから「宮古川」などとも呼称されていました。江戸時代に入ると、吾妻橋周辺より下流は大川と呼ばれ、特に新大橋周辺までを大川端(おおかわばた)と称され、その呼称は落語やお芝居に今でも残っています。
今、混雑する道路の解消策として水上交通が見直されています。水上交通は、交通渋滞がなく定時性の高い交通手段としての活用が期待できるほか、水上からの優れた景観を楽しめる乗り物として、乗船自体を目的として利用されることも多くあります。
浅草を拠点として、千葉や横浜まで船で通勤できるようになるとどんなにか便利なことでしょう。江戸時代には、物資の輸送において陸上交通以上に大きな役割を果たしていたのが、隅田川を中心にした河川交通だったのです。
通勤ラッシュで渋滞する高速道路と対照的に、一隻の船舶も航行しないドデカイ水路を眺めながら、利用しない手は無いのにな・・・。
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