『今朝の浅草』
ばんざ〜い! ついつい叫んでしまいそうな朝になりました。そう、安心して傘を持って行かなくて良いお天気なのです。青空に薄雲、気温もさほど高くなくてとっても爽やかなのですが、普通ならば真夏の真っ盛りなのですよね。
久しぶりに朝の隅田川を歩いてみました。川沿いでは、今週末に開催される隅田川花火大会の準備のための鉄柵が張り巡らされ、すべての立木は幹の周りをフェンスで覆われているのです。こんな光景は例年のことですが、まるで監獄の中から見物しているような状態なのです。素晴らしい花火とは、周りの景色も手伝って風流とか粋を感じ取るもの。ただひたすら空だけを見上げていれば良いってもんじゃ無いですよね。
そんなことはお構いなしに、花火当日の早朝からこの付近一帯は場所取りのシートで覆われてしまうのです。この花火大会だって、つい数十年前までは規制が無くても充分に秩序が保たれていたのですがね・・・。

この時期、一番迷惑を被るのがここら一帯で暮らすホームレスの方々なのです。花火大会の最中は水辺の遊歩道に立ち入ることはできません。そんな訳で、今週は青テントの連中は、一時的に山谷堀の奥や上野公園に待機するそうです。今朝、手分けして荷物を運んでいた方、昔、自分も田舎で柴犬を飼っていたというオッちゃん、モモちゃんを撫でながら教えてくれました。
“引っ越しは面倒だけど、花火大会は一番稼げる日なんだよ”
そう、深夜から花火見物に最適な場所を確保し、その場所を自宅を構築していた青テントを利用して、場所を求める見物客に有料で提供するのだそうです。昨年は、吾妻橋の周辺で一人3000円、第一会場の真横の桜橋付近では5000円以上で売れるのです。“俺だって8万円も稼いだぜ”、青テントを畳みながら自慢そうでしたよ。今年も儲かると良いですね。
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『今朝の雷門』
お天気が良い朝は、雷門を訪れる観光客も増えるのです。今朝は普段の朝では見かけないギャル(これって今では死語かな)連中が多いような。“何処から来たの?”、とか、“こんな早朝からなぜ浅草に来たの?”、なんてことを聞いてみたかったのですが、今日に限ってシャッターを押してくれとか、モモちゃんを可愛いなんて、誰も言ってくれないのです。まさか、こっちから声をかける訳にもいかないし・・・。ちょっと寂しい想いのあほまろでした。

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『今朝の一写』
宝蔵門のところで知り合いの京○さんと出逢ってご挨拶。考えてみたら、今朝始めて声を口に出したんじゃないのかな・・・。案の定、その声を聞いたギャル(これって今では死語かな?)のお二人、“すみません写真撮っていただけませんか”って声をかけてくれましたよ。待ってましたとばかりに、東北大学の女子大生ギャル(これって今では死語かな?)と会話を楽しんでしまったあほまろでした。姿格好から醸し出す雰囲気が秀女(醜女じゃないよ)に見えるでしょう。

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『今朝の境内』
ね、訪れる人が多いでしょ。

これが話題の浅草寺。

これが話題の宝蔵門。仲見世から歩いて来るのは京○さん。その手前が例の秀女。一番手前を歩くのは知らない親子。たぶんず〜っと奥には女房とナナちゃんがいるはず。ここからドラマが始まったのです。なんてね。
ラジオ体操の出席標をぶら下げた娘さん、お母さんと浅草寺の石垣を進みながら算数の勉強をしたましたよ。“50円持って10円の鉛筆を買ったらお釣りは幾ら”、正解したら次の柱・・・、こんなのが生きた勉強っていうのかな・・・。
あほまろも孫が出来たらこんな勉強方法を真似しようかな。

これが話題の浅草神社。ここも朝から人が多いですね。久しぶりに雨の無い朝はみんな楽しそうでしたよ。
これが話題の浅草の神田。おや、だいぶ水が無くなってしまいました。少なくなった水でメダカが可愛そうですよ。早く水を足してあげてね。

これが話題の浅草の神田の反対側です。だいぶ大きくなってきましたがまだ芽を付けていませんね。
これが話題の弁天山の梅の実です。実は一個だけで寂しくなってしまいました。

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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
昨夜は、あほまろの師匠たちと屋形船で風流してきました。

粋な半纏は下谷「る組」の鳶頭のおかみさんです。圓歌師匠と「伊豆栄」の社長の間ではいポーズ。

三遊亭小圓歌さんが、新しい踊りを披露してくれました。芸者を揚げなくても宴席は一門だけで済んでしまうっての、安上がりですね。

あほまろの弟子の古麻呂の両親もお誘いしました。昨日は「かき氷」の日だったので、かき氷の旗で創ったシャツを着て参加です。さすが町田忍。
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