『今朝の浅草』
こんな日にかき氷が食べたくなりますか・・・。
昭和8年の今日、山形市で40.8度と日本最高気温が記録されたことを記念して、日本かき氷協会が「かき氷の日」と制定した記念日だそうです。確かに暑い日は「氷」一文字の看板を見るだけでも涼を感じさせてくれるのですが、このところの雨で気温が低い日が続いていると、「氷」一文字の看板すら見たくない気分ですよね。
新聞によると、この冷夏の影響で「かき氷」はともかくとして、エアコンを始め、夏物衣類などが全く売れなく、デパートでは早速と夏物処分セールを行っているところも有るそうです。そんな事態に反するかのように食料品の売り上げは上がっているのだとか。この長雨で生鮮食料の傷みが早いのも原因しているのかも知れませんね。目に見えないところで、“風が吹くと桶屋が儲かる”図式が成り立っているのかも。
いくら冷夏であっても、年中行事は休むことなく開催されます。この時期になると想い出すのが、「桶屋」と一対になっている職業「箍屋(たがや)」ですね。「たが」というのは、桶の廻りにあって、桶の板を支えているものです。昔は青竹でできていて、「箍屋(たがや)」さんは、細い竹を輪に束ねたものを簡単な留めがしてあるだけで市中の「桶屋」さんを巡って持ち歩くのです。
ちょうど両国橋にさしかかると、その日は両国の花火大会を見ようと押しかけた人で橋の上は大渋滞。“ちょっくらごめんよ”と、人をかき分けながら先を急いだ「桶屋」さん、ちょっと背中を押された拍子に留めがはずれて、しゅるしゅるしゅるっと、「たが」が伸びて、馬上の殿様の笠をはじき飛ばしてしまったらさあ大変・・・。
「抜けば玉散る氷の刃」とはほど遠く、錆びで素直に抜けない「抜けば粉が散る赤鰯」の刀で斬りかかって・・・、たまや〜よろしく「たーがや〜!」。ってのは落語の話。
そんなことが起こってからというものは、橋の上では何人も花火見物は出来なくなったのだそうですよ。花火大会を見たい方は、絶対に橋の前で陣取らないでくださいね。警官によって強制的に歩かされてしまうのですよ。当日の浅草は100万人の見物客で身動きできなくなるのです。近くでじっくり花火を見たい方は、テレビ東京の中継放送でお楽しみください。
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『今朝の雷門』
“降ったり止んだり”とは五分五分の言葉ですね。今朝は、“降ったり降ったり降ったり止んだり”ってところかな。でもね、ご覧の通り、傘を持たずに歩いている方も多く見かけましたよ。

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『今朝の一写』
境内を散歩するワンちゃんの中に大型犬も多く見られます。あほまろはモモちゃんに引っ張られただけでもフラフラすることが有るってのに、このお姉さんは毎日、大きな犬二匹を上手に操っているのです。すごいですね、これが出来るってのは体格が良いからなのでしょうかね・・・。

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『今朝の境内』
雨ですが、今朝はナナちゃんも一緒にお散歩です。最近はナナちゃんも散歩に慣れてきたのか、ちゃんと前だけを向いて歩くようになりました。それと、かじり癖も無くなりましたよ。でも、知らない人はまだ要注意です。
昨日は浅草ジンタのヒロちゃんが秘密基に遊びに来てかまれてましたよ。ごめんね。

どんどん逞しくなってきたでしょう。

雨の浅草寺境内

雨の浅草神社境内。賽銭箱の前にいるのが女房とナナちゃんです。

雨の浅草の神田の稲だよ。
雨の弁天山の梅の実、定点観測している枝は、とうとう一個だけになってしまいました。他の枝にはまだ数個残ってますけどね。

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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
マックのキーボードが壊れ、文字の一部が入力出来なくなってしまいました。そんな訳で、いつもは我が家からアップしていたこの日記、今日は秘密基地で作業をしているのです。
「たがや」の話題で思いだしたのですが、30年ほど前には、この藤棚の近くにたがを造っている職人さんがいたっけ。青竹を束ねた材料がいっぱい並んでいたのを覚えているのです。その頃、写真も撮ったような・・・。今度、探してみますね。
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