『今朝の浅草』
また雨になってしまいましたね。でも、三社祭は無事に終わってしまったのでどうでも良いことのようです。毎朝お逢いするみなさんの挨拶の中に、雨がどうのこうのとの話題は全く登場しないのです。三社祭が終わってしまったらお天気は関係無いのでしょうね。次に浅草の人がお天気がどうのこうと話題にするのは、7月末の花火大会なのです。
宝蔵門の工事がどんどん本格的になってきました。一昨日から高くなってきた足場は、本堂側まで迫り、そのうちに反対側も同じ状態になってしまうのでしょう。次に足場にシートが張られると宝蔵門は全く姿を消してしまうのです。
昨日から始まった「さつき即売会」のテントいっぱいにさつきの鉢が並びました。でも、今年は成長が遅いのか花を咲かせている鉢が極端に少ないのです。昨年の写真を見ると、どれも見事に咲き誇っていたのです。いったいどんな花が咲くのでしょう。奇麗な花に期待を込めて、今年も一鉢500円也で買ってみましょうね。
この時期は各地でお祭りの便りが聞こえてきます。今日から荏原神社の天王祭が始まりますね。このお祭りは、かっぱ祭とも言われるように、海中渡御を行うことで有名です。明日の本祭には、本社の神輿が港区のお台場海浜公園まで行き、水際で1時間程その神輿を担ぐというのが特に有名なのです。
以前は現在の天王洲の海中で神輿を担いでいたのですが、埋め立てられてしまって余所(氏子地区外)の海を借りて渡御をしているのです。当時は、天王様の神輿洗いの海と言うことで、天王洲一帯は禁漁区でもあったのです。
今年こそは、と意気込んでいたのですが・・・。残念ながら息子の用事で出かけることができないのです。変わりに助手の古麻呂を現場に送って過去三年間あほまろの側で修行した成果を試してみることにしましょうね。
それと、毎年行っている品川神社の例大祭。今年は鳥越神社例大祭と同じ日の開催になってしまいました。どっちに行ったら良いのかまだ迷っているのです。なんといっても、あほまろは御神輿を見るだけで血が沸く性格なもので・・・。
------○------
『今朝の雷門』
雷門を訪れる観光客の姿、時代と共にどんどん変化しています。最近では、みなさん布バック一つ持った軽装なので、旅行なのかお出かけなのか区別が付かない格好が多いですね。そんな中に今朝は珍しく往年の旅行者スタイルのおっさんが雷門前に立っていました。ジャケットにネクタイ姿で、肩から大きなバッグを提げ、手にはおみやげ屋さんの紙袋。首から一眼レフカメラをぶら下げるこの格好、ズバリ絵に描いたような観光旅行者。悪いと思ったのですが、ついつい写真を撮ってしまいましたよ。

------○------
『今朝の一写』
宝蔵門の修復工事の足場が積まれています。屋根よりも高いということは、全体をすっぽり覆ってしまうのでしょうね。この工事は1年半の歳月を要するとのことで、しばらくは宝蔵門の姿を拝むことが出来ないのです。もちろん大ワラジも。

------○------
『今朝の境内』
宝蔵門は戦前までは仁王門と呼ばれていましたが、昭和20年の大空襲で焼失し、昭和39年、浅草観光連盟3代目会長故大谷栄太郎氏の寄進で再建されたのです。

下の写真は明治39年頃の仁王門ですが、上の写真と位置的な雰囲気は似ておりますが、実は反対側からの写真です。戦前まで五重塔が反対側に有ったのです。真ん中にそびえる白い塔は日露戦争の凱旋を記念して建てられた凱旋塔です。これも、昭和20年の大空襲まではこの場所に存在していたのです。
また、左の古木は現在も五重塔の真下に移植されて健在ですよ。

鉄骨の屋根枠に可動式のシートが取り付けられました。昨夜のモモちゃんとの散歩時に工事が行われていました。夜の散歩はカメラを持っていないことが多いのでその光景を撮ることができませんでしたよ。

三社祭から一週間も経つのに、浅草神社境内は桟敷席、狛犬の檻、注連縄等々、まだ祭の余韻が残っているのです。

昨日、この日記で書いた折られた桜の枝は、神社の都合で切り落としたようです。桜が咲く前から毎朝、定点観測を続けてきたのが悔やまれます。

神社本殿の左側の桟敷席、雨に濡れた座布団が可愛そうですね。

神社横の奉納提灯が総て取り去られました。

------○-----
浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
とうとう九州が梅雨入りです。この時期はジメジメとして食あたりに注意しなければいけませんね。日本では古来から「食い合わせ」が語り継がれています。このポスターは、その「食い合わせ」を表したものです。昔はどこの家にもこんなポスターが居間の柱に貼られていましたね。
これによると「きじときのこ」「たことかき」「たにしとまくわうり」「あひるに山芋」「すいかと天麩羅」「ねぎとなつめ」「さばとすもも」「そばとたにし」「かにと氷水」「うなぎと酢」「えんどうとかやのみ」「かぼちゃとどじょう」
でも、これって本当に食い合わせが悪い組み合わせだったのでしょうかね・・・。

|