これも、あほまろにとって忘れない薬箱です。15年ほど前に、山口県
の津和野で見付けて衝動買いをしてしまった薬箱だからです。富山の赤い
箱というと、廣貫堂を連想する方も多いでしょうが、これはつくし印の東
亜薬品が配った物なのです。東和薬品は山口県小郡の会社で、越中富山と
銘打った薬箱なのですが、置き薬の行商は、奈良の薬を配って歩いていた
そうです。越中富山の売薬が奈良の物より有名だったからでしょうか。
正面の丸につくしのマークがとっても可愛いのです。
箱の右側面には、「家族円満・健康第一」の文字の上に、家族5名の顔
が描かれていますが、不思議なことに、子供が二人でお婆さんが居ないの
です。赤の色も他とちょっと違っているので、もしかすると“紛い物”な
のかも知れませんね。
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