うんちく・黄表紙【4】
【4】黄表紙の作者と画師

 代表的な作者としては、恋川春町、朋誠堂喜三二、山東京伝、芝全交、十返舎一九
、曲亭馬琴などの名が挙げられるでしょうか。もちろん他にもたくさんいます。山東
京伝、この人は高校の歴史の教科書では、むしろ洒落本作家の方で名前が上がってい
たと記憶していますが、洒落本、黄表紙、読本、晩年は考証随筆まで、何でもできる
天才作家です。多作家で、しかも質がよく、当時1番人気の流行作家、ヒットメーカ
ーです。また、『東海道中膝栗毛』でお馴染みの一九や、『南総里見八犬伝』の馬琴
も、黄表紙でデビューした作家です。                     
 画師、つまり画家は、鳥居派、北尾派、歌川派などに属する、当時の浮世絵師が手
がけています。喜多川哥麿や北斎というビッグネームも描いています。また、春町も
そうでしたけれど、京伝、一九などの作家も自分で絵も描いていました。ちなみに、
京伝は北尾政演という別の名前を持った、北尾派の浮世絵師でもありました。   


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