
八ヶ月以上も新コロ自粛の自宅待機が続きましたが、とうとう例の旅行日がやって来たので、重い腰を上げざるを得ないのですが、本当に腰痛で苦しんでいる最中でもありますが、予約して仕舞ったので仕方が無いのであります。例のとは、ご存じ「ザ・ロイヤルエクスプレス北海道ツアー」の最終回なのであります。

ツアーは明日からですが、札幌駅に10時30分集合なので、前日から札幌に入って無いといけないのですよ。もうちょっと早い新幹線が望まれますね。

北海道新幹線の始発6:32発の「はやぶさ1号」でも、函館北斗着が10:53で、11:08の特急北斗に乗り換えても、札幌到着14:38 なのですよ。

北海道新幹線が函館北斗から札幌まで繋がったとしても、札幌到着が函館北斗から1時間としても、当日出発では絶対に間に合わないのです。リニア新幹線が完成し、3〜4時間で行けるまでは、そんなことは絶対にあり得ないけど。

札幌ってとっても遠い所なので、今回の旅程が妥当であります。

実は、ちょうどこの日が、北海道で乗りたかった列車の最終日なので、今回はもう一つの楽しみが実行できることで、前日出発を選んだワケなのさ。

普段は質素に暮らしているあほまろですが、超久しぶりの新幹線はちょっぴり豪華な上等席にさせていただきましたよ。内田百フ先生の真似してね。

最近の上等席の食事は、値段は変わらないのい、八百円ほどの駅弁にも劣る内容でした。こんなのじゃ、帰りは駅弁を買ってから乗らなくちゃいけません。

久しぶりの興奮は、4時間経ったとは思えないほど、あっという間の新函館北斗到着でした。

ここから、「はこだてライナー」に乗り換えて函館に向かいます。

東北新幹線が大宮までが開業した時、上野・東京を往復していたリレー号を思い出しますね。

733系1000番台(3両編成)は、「はこだてライナー」専用車両です。

列車編成は、函館側から、クハ733形+モハ733形+クハ733形です。

快速の途中停車は五稜郭だけ、約15分で函館に到着です。普通は、七飯、大中山、桔梗、五稜郭に停まるので、約19分。

函館駅は、去年の9月「Train Suite 四季島」で立ち寄った以来ですが、あの時は時間が限られていたので、ゆっくり楽しめませんでした。

今回は次の乗車まで2時間ほどあるので、街を歩きながら函館市電を撮りたかったのです。

駅のすぐお隣ですが、昔の我が家によく似た北海道らしい家が並んでおりました。

函館市電は現在2系統ありますが、今回は末広町電停すぐ側の「八幡坂」まで歩きました。


ここ十字街電停で2系統に別れるのです。

左は谷地頭方面で、多くの電車が走ってますが、右の函館ドック行の電車は極端に数が少なくなっているので、目的地で何本の電車を見られるのか心配しながら歩いて行くのでした。

十字街には、かつて市電のポイントを切り替えていた黄色い操車塔もが残ってますが、今は使われておりません。電車と一緒に写る雰囲気が人気なので、残しているとか。
上がってみたいけど、立ち入り禁止でした。

ここが函館の数ある坂の中でも一番人気の「八幡坂」で、路面電車と函館港を一度に望むことができる素晴らしいスポットですが、時刻表を見ると、通過するのは15分に一本だけ。

ここで時間まで粘りましたが、お天気がいまいちで、撮れたのが3本だけ、それも総て自動車に邪魔されてしまいました。次回は、お天気の良い日に一日中ここで粘りたいです。


列車の時間が迫っているので、走って駅まで戻りました。

次の目的は、13:58発 函館本線 臨時「特急ニセコ」札幌行。ギリギリに駅に着いたので、お腹が空いたのに弁当を買う時間もありませんでしたよ。

キハ183系で運行です。

特急「北斗」等、かつては北海道各地で活躍した特急型車両ですが、老朽化が進み、近年急速に置き換えが進んでいます。現在、定期列車で運用されているのは、特急「オホーツク」と「大雪」のみです。

引退が迫っているので、函館本線山線を走る臨時特急「ニセコ」がいつ見納めかも、今年が最後かもしれないので、どうしてもこれに乗っておきたかったのでした。

そろそろ出発時間です。

美味しそうな匂いが漂っていたので、あほまろのお腹が鳴ってました。列車の中でお弁当が食べられる人がとってもうらやましい。

長万部駅に停車しましたが、もちろん弁当なんか売ってません。上り「特急ニセコ」は名物駅弁「かにめし」を予約購入できたそうです。

特急とは料金だけで、スピードは急行以下なので、停車駅での停車時間も長く、函館から札幌まで約6時間半かけて辿り着くのです。

長万部のゆるキャラが出迎えてくれたけど、名前を聞かなかった。写真を撮ってた人が、長万部なので、「おしゃま○子ちゃん」でしょとか言ってたけど・・・、まさか。 でも、北海道弁でのソレは違う言葉なので、北海道人には違和感の無い言葉ですよね。

「おしゃま○子ちゃん」が先頭車両までやって来ました。
長万部は蟹弁当が有名なので、蟹のゆるキャラでしょうね。長万部の停車時間は11分。まるで普通列車のようでしょ。

去年から函館本線に投入された、H100形「DECMO」が停車しておりました。

製造から30年を超え老朽化した一般形気動車キハ40形の置換えを目的に導入された電気式気動車(ディーゼル・エレクトリック車)で、JR東日本の新潟・秋田地区を走るGV-E400系気動車と基本的に同型車両です。

次は、山線をこの車両で乗ってみたいな。

17:07にようやく我が故郷ニセコ駅に到着しました。函館から3時間10分もかけたので、日没後になってしまいましたが、かろうじて明るさを保っておりましたが、ニセコの山は望めません。ニセコにも鳥のようなゆるキャラが存在しますが、こちらもお名前は不明なしらけ鳥。
♪しらけ鳥飛んでゆくニセコの空へ
・・・。

あほまろは毎朝、このホームのこの位置から、汽車に乗って高校に通っていたので、どこかにまだ足跡が残っているかも。

あの頃は、奥に見える橋なんか架かってなかったのですよ。

ニセコ〜倶知安間では地元特産品の車内販売がありましたが、食べ物はこれだけ。ちょっとは腹の足しになったけど、空きっ腹に甘い物じゃ、喉が渇いてたまりません。

くっちゃ〜ん、くっちゃ〜ん、胆振線のりか〜ぇえ・・・。倶知安駅に到着すると、当時のアナウンスがまだ耳に残ってるようで、懐かしかったよ。

倶知安からは余市と小樽に停車しました。

29::27定時に札幌到着でした。

明日から同行する息子が一足早く札幌に着いていたので、ホームまで迎えに来てくれました。ホームを出ると、札幌の友人夫婦も出て来るのを待ってましたよ。

友人夫婦が、東京から16時間の長旅のお疲れさまをしてくれたのでした。改めて札幌は遠い所なのだな〜と、再認識。そのうちに、1〜2時間で行き来出来る便利な時代もやってくるのかも知れませんが、それまでは生きられません。とりあえず、サッポロビールで乾杯!

北海道と言えば、誰もが思い浮かべ、真っ先にいただくのがジンギスカンとトウモロコシだよね。ようやくまともな食事に有り付けましたよ。

札幌には実家があるけど、誰も居ないので、今回は駅中のホテル泊。実家は、このず〜っと先なのであります。

おまけ-函館のマンホール。





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