小田急ロマンスカー10000型(HiSE)は東京から姿を消してしまいましたが、長野電鉄に譲渡された2編成が、長野線長野駅 - 湯田中駅間のA特急「ゆけむり」として活躍中とのことで、久しぶりに逢いたくなって出かけてしまいました。
4日間有効の「大人の休日倶楽部パス」
を利用して、女房と二泊三日で新潟の温泉旅行に出かけることになっているので、有効期限が一日余ってしまうのを利用して長野日帰りとなったのです。

上野駅から新幹線に乗る時には、ちょっと早めに出かけて次々にやって来る新幹線を見ているのを楽しみにしているのは、まるで子どもと一緒とういか、あほまろの精神年齢は子どもと一緒なのです。

特に、この接続部分を間近に見えるのが好きで、このように違う四機種が揃う瞬間を狙っているのですよ。

上越新幹線のオール2階建てE1系「MAX」、2020年度末までに引退が予定されており、既に徐々に運用が減っているのですよ。

カウントダウンの始まった2階建て新幹線、今のうちにいっぱい乗っておきたいのですが、今回は長野なので、次回の新潟行きで乗りますが、しょう。
自由席のうち1〜3号車の2階は、新幹線で唯一「3-3列シート」を装備してますが、このシートももうすぐ見納めなので窮屈ですが、最後にもう一度乗ってみたいですね。

昨年より上越越新幹線にE7系が投入され、徐々に 2階建て新幹線の置き換えが始まっております。これからE7系車体も塗装もE1系「MAX」同様、薄いピンクの「とき色」になるようです。

今回は、はくたか553号に乗車でした。

軽井沢を過ぎ、浅間山が見えて来ると、急にトンネルが多くなって来るのですよね。


長野駅定時到着とりあえず改札を出てみたが、
お腹が空いているのを忘れてた。

せっかくの長野なので懐かしの駅蕎麦が食べたくなってしまいましたが、改札を出てしまったんもで戻れるのでしょうかね。

駅員に聞いてみると、「大人の休日倶楽部パス」は、入場券としても使用出来るとのことで、便利ですね。

在来線のホームに戻って蕎麦処しなのさんに直行。

久しぶりの長野駅名物立ち食い蕎麦、本場だけあって麺が違いますね。

10月13日に信越線開業130周年記念号に乗る予定で事前申込をしていたのですが、台風到来で中止になってしまったのが残念でした。台風が来なくても、今の信越線はずたずたになってしまいましたけどね。

これから乗る長野電鉄も、 小田急ロマンスカー10000型を使った食堂列車を走らせるようですが、車内にテーブルを設置するのでしょうかね。

長野電鉄1日券を購入しましたが、特急「ゆけむり」乗車には、この他に特急券100円が必要でした。

色は違えど、小田急ロマンスカー10000型(HiSE)。ここでは特急「ゆけむり号」 として、4両編成に改修された2編成で運行されてます。

懐かしのロマンスカー、最後尾の展望席は既に埋まっていましたが、

乗客が少なかったので、
あこがれの先頭展望席に座ることができましたよ。小田急の頃には一度も展望席に座れたことがなかったので、ちょっと、いや、いっぱい嬉しかった。

発車間際にオーストラリア人の団体客が乗り込んで来て、ぺちゃくちゃうるさかったけど、眺めが良いので我慢したけど、窓が汚ないのだけは我慢できないね。それでも窓越しの写真には汚れは写らなかったけど、一連の現像作業には手こずったよ。

元東急の8500系電車は、そのままの塗装と車番のままで走っているようですね。


途中駅で、もう一編成の1000系「ゆけむり」とすれ違い。

2006年12月より営業運転されています。


こちらは、営団地下鉄日比谷線3000系です。

自分の姿を写したつもりですが、窓が汚れているのでこの程度しか写りません。

車庫に入っているのは、かつての長野電鉄2000系ですね。

かつて、特急電車として運行していた時に乗ったことがあった、長野電鉄の看板電車だったので、小布施駅に保存されるようでした。2000系には茶色の電車もありましたね。

こちらは成田エクスプレスでお馴染み、JR253系ですが、長野電鉄では2100系になっておりました。

2011年2月26日より特急「スノーモンキー」として運行を開始しております。

以前に来た時は東急5000系電車(通称「赤ガエル」)も走っていましたが、平成10年までに総てが廃車されたようです。

かつて東京で通勤の足として働いていた電車たちですが、地方の鉄道でまだ元気に働いているのを見ると嬉しくなりますね。まだまだ使えるのにもったいないことです。

湯田中駅到着。乗客が降りた1000系「ゆけむり」車内を写してみました。


右側には運転席に上がるハシゴが降りてくる所です。

暫く待っていたのですが、運転手はなかなか降りて来ませんでした。

ホームの停車位置表示「ゆけむり」。

ホームの停車位置表示「スノーモンキー」。

運転手さんは上で何かやっているようなので改札を出ることにしました。

湯田中駅に降りるの二回目。
前回は確か長野オリンピックの直後(1998年)でしたので、ちょうど20年ぶりでした ので、まだイッチバック延長戦が廃止される前でした。


標高599.76mの湯田中駅、ローカル駅としては立派な佇まいですね。

スイッチバックが行われていた頃は、ここに線路が有るので踏切になっていたのでした。

のぞき行のバス停。長野県下高井郡の志賀高原にある標高2,305mの横手山のぞきは、紅葉の絶景ポイントなので、以前に車で訪れたことがありました。

折り返しの「ゆけむり」が駅を出てきました。

駅まではかなりの急勾配だったのですね。




坂道をもう少し降りると、回送「ゆけむり」がやって来ました。



踏切に寝転んで遊んでいた三毛猫ちゃん。
電車が近づくと、ちゃんと外に出て来ましたよ。

電車は慣れっこなのだ。とでも言いたそうでしたね。


気持ちの良い冬晴れのお天気なので日向ぼっこしてるんだね。

更に降りて行くと線路はりんご畑を横切って走っているようなので、収穫作業をしている方にお願いをして畑の中から写真を撮らせていただきました。

ちょうど先ほどの回送車がりんご畑に戻って来ました。


写真を撮り終えお礼を言って帰ろうとすると、農家の方がこれ持って行けと、りんごを一個くれました。ありがとうございます。

湯田中駅に戻ると、かつての営団地下鉄日比谷線3000系が入ってきました。

1961年(昭和36年)に営団地下鉄日比谷線開業と共に登場してから、30年以上も東京の地下を走り続けた車両ですが、現役で活躍中なのが嬉しいですね。

1993年(平成5年)度から1997年(平成9年)度にかけて2両編成15本、3両編成3本の計39両が長野電鉄へ譲渡され、3500系として活躍しているのです。

次のスノーモンキーまで待つ予定でしたが、
懐かしの日比谷線3000系にも乗ってみたくなってしまったのでした。

せっかく買った特急券ですが、途中からでも使えるとのことで、途中駅の信州中野まで乗ることにしました。

湯田中駅からの乗客は、あほまろとたぶん中国人のお二人だけでした。

車内側面は濃いクリーム色のメラミン樹脂化粧板、天井は白色のポリエステル樹脂化粧板、総て日比谷線のままでしたよ。

なんとなく立ったままで途中の車窓を眺めているとりんご畑の手前で、先ほどの三毛猫ちゃんが電車の前を横切った。 危ないけど汽笛は鳴らしませんでしたよ。きっと、運転手も慣れっこになっているのでしょう。



途中で2100系「スノーモンキー号」とすれ違い。信州中野でこのれっしゃの折り返しに乗る予定です。




信州中野駅に到着。ここで、スノーモンキーに乗り換えることにしました。

信州中野駅は、2002年(平成14年)4月まで、木島線が分岐していた駅なので、今もホームは4番線まで残って待期線として使用されておりました。

待ち時間に懐かしの日比谷線の姿をじっくり眺められました。赤いストラップが無かったら、もろ日比谷線ですね。


上のストラップには、長野電鉄の社章がはめ込まれていました。




信州中野停まりの旧東急の8500系が入ってきました。


これも懐かしい電車ですね。

乗客は少なめでしたね。

ようやく2100系「スノーモンキー号」
が湯田中より戻ってまいりました。
入って来たのは2編成のうちのE2編成でした。

成田エクスプレス時代の塗装そのままですね。

ボディーのお猿さんのロゴが温泉地を走る特急に相応しい。

行き先表示版にもお猿さんロゴ。

元成田エクスプレスの車両だけあって古臭さは感じませんが、椅子の向きが固定されているのが不便ですね。




おや、車内販売のおねえさんがやって来て、絵はがきなど長野電鉄グッズの販売です。

あほまろも絵はがきセットを購入して、写真を撮らせていただき、ブログなどへの使用許可も頂きましたよ。


須坂駅で車両留置の列車たち。

ここも2012(平成24)年3月までは屋代線が分岐していた駅だったので、3面5線のホームを有する橋上駅舎を持つ大きな有人駅なのです。

おや、オリジナル塗装の日比谷線3000系が停まってました。予備機かもね。

ホームには懐かしの手動切り替え器や信号機が展示されておりましたが、隣のホームなので停車中には行けませんでした。

特急なのに須坂駅で数本の通過待ち。


終点長野に向けて出発進行。




権堂駅から長野駅までは地下に入るのです。


信州中野駅から39分で終点長野駅に到着 でした。

以前はここから木島線と屋代線も運行されていたのがついこの間のように思えますね。ここで、あの頃の特急2000系電車を撮影したのも今では懐かしい思い出となってしまいました。

2012(平成24)年3月に2000系電車が廃止された時には、 八幡屋礒五郎より、さよなら2000系記念唐辛子缶も発売されたのです。今は、E353系(スーパーあずさ)缶が店頭に並んでおりましたよ。

新幹線が開通して長野駅も様変わりしてしまいましたね。

でも、長野駅前の戸隠そば処は健在で、今回も美味しく頂いて帰ってまりました。

新幹線は移動手段としては良いけど、のんびりと汽車旅を楽しむ者には冷たい乗り物なのです。

今回は乗れませんでしたが、しなの鉄道の115系は立派に汽車旅を楽しませてくれる電車なのです。
前回は、コカ・コーララッピング編成と初代長野色編成に乗りました。また、現在は、台鉄EMU100型自強号ラッピング仕様の編成も走っているようなので、次回はぜひ乗ってみたいものです。

新幹線は、ヒュ〜ンヒュ〜ン早いけど、景色を楽しめる列車では無いのであります。

今回は超望遠を持って行ったので、新幹線を思いっきり詰めてやったのさ。

まるで蛇みたいだね。





明日は、残りの「大人の休日倶楽部パス」を使って、女房と新潟温泉の旅に出かけるのです。

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