平成30年3月31日、広島県の三次駅と島根県の江津駅を結ぶ三江線が終了しました。あほまろが最初に三江線に乗ったのは昭和42年、まだ全線が繋がっていなかったので、春に江津から浜原駅までの三江北線に乗り、秋に三次から口羽駅までの三江南線に乗りましたが、全線が開通してからは一度も乗っていないのです。
そんなワケで、運行終了までに一度は全線通して乗ってみたいと、今年の大阪十日戎の帰りわざわざ三好に泊まって翌朝の始発に乗る予定でしたが、大雪のために運休になって断念したのでした。その前日までは通常運行をしていたのですが、1月11日から2月末まで運休、結局全線制覇はなりませんでしたね。
平均利用者は2014年度に50人まで落ち込んで廃線が決定されたのでしたが、最終日の昨日は大勢の鉄道ファンで賑わったようで、昨日だけでのべ3274人が乗車され、切符を購入しても乗れなかった方も多かったとか。最終日だけじゃ無く普段もこれだけ乗ってくれたら、廃線しなくても良かったのに、テレビのニュースを観ながら残念な気持ちになってしまいました。
我が家から富士山が綺麗に見えていましたが、すぐ目の前で新しいビルの建設工事が進んでいるので、我が家からは、そろそろ見納めなのです。かつて、富士宮で撮った桜と富士山の写真のことを思い出し、急に富士宮に行ってみたい症候群に駆られてしまったのでありました。
思い立ったが吉日、日記もほどほどに新幹線に飛び乗ったのでありましたが、富士山が綺麗に見えていたのは小田原まで、新丹那トンネルを過ぎて沼津付近に来ると雲行きが怪しくなって来たのですよ。そして、新富士駅に着くと富士山の姿形は完全に雲の中にありました。
新富士駅に降りて富士山があろう方向を見ながら呆然と立ちすくむあほまろであります。もしかしたら雲が消えて来るかもしれない。とりあえず、予定通りにJR身延線で富士宮駅まで行こうと切符売り場で目にしたのが、特急あずさの新型車両が写ったポスターでした。そうだ、特急あずさは、先月のダイヤ改正から全車両新型になったのだと思った瞬間、見えない富士山なんかどうでも良くなってしまい、窓口で、甲府まで特急「ワイドビューふじかわ」、甲府から特急「あずさ」のチケットを申し込んでしまったのでありました。
それでは、マヌケな旅の様子をご覧にいれましょう。

こだま647号は、16番線より10:26発。

折り返しの清掃が終わりました。
贅沢にグリーン車ですよ。

神奈川県からの富士山は見えてましたが、下の方が霞んで何か嫌な雰囲気になってきました。




沼津付近から雲行きが怪しくなって、

とうとう、てっぺんが隠れてしまったよ・・・。

そして、新富士駅の手前の富士山名所では全く見えなくなってしまいました。


たとえ富士山見えなくても、新幹線は新富士駅に到着するので、降りなくちゃいけません。

とりあえず降りて、

延々15分ほど歩いて在来線の富士駅。

富士駅の駅そば、桜海老のかき揚げ旨かった。これで400円也。

落ち込む気分に駅そばが救いですね。

身延線は富士駅からですが、特急「ワイドビューふじかわ」は静岡始発なので、富士駅で進行方向が変わります。


指定席は静岡でほぼ満席、富士駅では数名しか乗車しませんでした。



富士宮手前の直線、本来なら進行方向に富士山が見えているはずなのに・・・。

富士宮駅ですが、富士山が見えないので降りません。

身延線は富士川に沿って走るのです。

この付近の桜は満開なので、車窓からのp花見も楽しかったよ。





富士川に新しい橋が架かるようですね。


身延駅でほとんどの客が降りてしまいました。



特急「ワイドビューふじかわ5号」は2分遅れの14:04に甲府到着。

スーパーあずさ18号は14:09発、乗り換えには5分しか無いので跨線橋を走り駅そばも食べられませんでした。

すぐに新型特急車両E353系が入線してきました。


初のスーパーあずさE353系、かなり揺れるんだけど。

あずさは指定席も結構混んでましたね。

駅そばが食べられなかったので、小腹が何だから・・・、



大月駅通過中に特急富士山を見る。

新宿定刻到着。

中央線に乗り換えてマヌケな旅の終了でありました。

Memo
SONY α7R III
SONY FE 12-24mm F4 G
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
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