今回のリゾート列車「雪月花」の旅は久々に女房と一緒でした。実は、昨日が我々の結婚記念日だったので、たまには女房孝行も必要なのです。
本当はなにも拘束されない自由気ままな一人旅が好きなのですが、乗りたいリゾート列車のほとんどが、大手旅行代理店によって席を抑えられているので、ツアーに参加せざるを得ないのです。でも、何も考えなくて良い旅も楽で良いけど列車以外の観光を組まれてバスで延々連れ回されるのだけは勘弁してほしいですね。
ツアー二日目は糸魚川に泊まりました。

昨夜は暗くて良く見えなかったので、早朝の市内の大火跡を歩いてみました。

ここが大火の火元になったラーメン屋の跡地ですが、

右隣(南側)の家には火が来なかったのです。
跡地の整地が終わって、これから建設ラッシュを向かえるようですね。


海側の土地で、地鎮祭が行われておりました。


あの大火から11ヶ月、来年の今頃には町の様相が変わっているのでしょうね。

こちらはあの有名な料亭「鶴来家(つるぎや)」さんの正面玄関。現在は整地中でしたが、来年中には母屋が完成するとか。

「鶴来家」さんは、これから乗るリゾート列車「雪月花」のお食事を担当しているお店で、大火後も休まずに和食のフルコースを作り続けているのです。





被災地を抜け海岸まで来ました。

以前来た時は、ここから佐渡島も見えていたのに、この日はお天気が良いのに、まったく姿が見えませんでした。

大火後に防災スピーカーも完備されたようです。


雁木の町並みがわずかに残っておりました。

大火時の水不足で海水を使わざるを得なかったので、今後に供えた井戸堀作業が行われておりました。

出発まで時間があるので、市が運営する「ジオパル」を覗いてみました。

館内には大糸線で活躍していた「キハ52」の実車が待合室になっていました。

糸魚川市がJR西日本から無償で譲り受けた際には首都圏色(朱色)でしたが、修繕、塗装の際にカラーリング投票を行い、その結果、国鉄一般色(朱色×クリーム)が最多得票となり、塗り替えられたそうです。






名称の「ジオパーク」は、「ジオラマ」の「ジオ」と、駅の「ステーション」、そして友達や仲間を意味する「パル」を組み合わせたものとか。



糸魚川駅南口。

これからあほまろ待ちに待った「雪月花」の旅が始まります。

「雪月花」が入線して来ました。

「雪月花」の定期運行は土日祝祭日ですが、今回はクラブツーリズムの貸切運行なのです。

アテンダントのおねえさんの案内で、ホームに入ります。

これが「雪月花」。今回は、定員45名のところをクラブツーリズム18名だけで贅沢な貸切運行になりました。









こちらが2号車に我々夫婦の席が用意されておりましたが、誰も居ない一号車に移ってのんびり楽しめましたよ。


こちらが一号車です。




午前11時15分糸魚川駅を出発。まずはウエルカムドリンクにて、みなさんで乾杯!

列車内とは思えませんでしょ。


直江津まで海沿いの日本海ひすいラインを走ります。


トンネル内の駅で有名な筒石駅駅にて停車。


直江津駅到着。

直江津駅ホームでは、職員による記念品販売が行われておりました。

駅弁売りも出てましたが、豪華な会席料理を食べた後なので・・・、ごめんなさい。

22分停車は記念撮影タイム。


直江津駅の「0」キロポストの解説。



直江津駅12時17分出発です。


直江津から「妙高はねうまライン」を走ります。

妙高山が久々に綺麗な姿を現してくれたようです。

「雪月花」は、新幹線の上越妙高駅を一端通過し、妙高高原駅の折り返し運行となるのです。



妙高山を望みながら優雅なお茶タイム。


途中の二本木駅でスイッチバックに進入。

一端、左側の雪除け小屋に侵入してからす一日バックで二本木駅にバック運転で入線します。




この先は行き止まり。

二本木駅で8分停車。


スイッチバックの複雑な線路。




二本木駅12時59分出発。これから関山駅まで急な登り坂(25パーミル)を一気に駆け上がるのです。








かつてスイッチバック関山駅には、到着13時9分。1分間の停車でした。

関川の鉄橋


蛇行する川の流れ。



13時21分、妙高高原駅到着です。

ここからの旧信越本線は、しなの鉄道となるのです。「雪月花」は、ここで折り返し。
車掌さんのお勧めで、ローレル賞受賞記念の乗車券を購入してしまいました。



こんなのも記念になるので由。


妙高高原駅線路下で、鯉を飼っているようですね。

妙高高原駅で折り返し、

終点、上越妙高駅14時7分到着。お疲れさまでした。

帰りは、上越妙高から北陸新幹線です。

はくたか566号東京行き、我々は上野でみなさんとお別れいたしました。


大宮を過ぎると綺麗な夕焼け、うっすら富士山も見えて、旅の終わりを歓迎してくれました。

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