今回の旅は、北陸新幹線が開通してから北陸本銭がJRから分断されてしまった富山県の鉄道の実体験でした。旧北陸本銭は、北陸新幹線金沢延伸開業に伴なって金沢駅 - 直江津駅間がJR西日本から経営分離され、石川県部分は「IRいしかわ鉄道」、富山県部分は「あいの風とやま鉄道」、新潟県部分は「えちごトキめき鉄道」と、それぞれ県ごとに設立された第三セクター鉄道会社に移管され、それまでの特急列車が廃しされ、とっても不便になってしまったのです。
更に、2023年春の北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴い、敦賀駅 - 金沢駅間もJR西日本から経営分離され、金沢駅 - 福井県境間はIRいしかわ鉄道が引き継ぐ予定ですが、石川県境 - 敦賀駅間 については、福井県が第三セクター鉄道会社を設立しなければいけないのですが、未だに何の動きもしていないようです。そんな中、北陸新幹線開通後もJR西日本として不規則な状態で残ってしまった、高岡発のJR氷見線とJR城端線です。この2線もいづれ廃止か第三セクターに移行されるかもしれず、JRとして残っているうちにもう一度乗ってみたかったのですよ。
それと、高岡市と射水市を結ぶ私鉄、高岡軌道線と新湊港線を併せた「万葉線」にも乗ってみたかったのです。わずか一泊二日の旅でしたが、当初の予定に無かったJR氷見線のイベント列車「べるもんた」にも乗ることが叶い、とっても充実した乗り鉄の旅でした。
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北陸新幹線「はくたか557」にて、上野から新高岡まで。

いつのまにか季節はもう秋なのですね。秋を感じながら同行する代理店の担当者と水分補給でありました。

新高岡駅からJR城端線で高岡駅まで。

乗り合わせたのりのりの高校生と記念撮影。にやける代理店の担当者。

新高岡駅で万葉線に乗り換え。

万葉線、土日祝日の車内アナウンスは、落語家の立川志の輔師匠によるユニークなアナウンなのです。実は、これを聞くために、混雑する週末の旅になってしまったのでした。

万葉線の出発直後にゲリラ豪雨。当初は、さい先の悪い旅になりそうな予感がしていたのです。

ドラえもん列車も雨に霞んでましたね。

ここからが、法律的には高岡軌道線(路面電車)と新湊港線(鉄道)の分岐です。

JR氷見線の上を通過。私鉄がJRの上を通過。この頃から雨は上がってくれました。



終点の越ノ潟を折り返して、東新湊にて下車すると、ピーカンの青空になりました。

これが名物の氷見ソバ。はっきり言って不味かった。

高岡駅に戻り、富山に移動。

やって来たのは、IR石川鉄道の電車でした。


趣のある古い富山駅舎も高架線が完成すると取り壊されてしまうのです。

富山駅より富山ライトレール「ポートラム」。こちらもJR西日本富山港線から引き継いだ、第三セクターです。

思い出の東岩瀬駅。どんな思い出が詰まった駅なのかを話せば長くなるので、話さず短めにしておきましょう。

そんなワケで、今年4月にも訪れた駅舎なのであります。




夜は富山の友人カメラマン大志摩さんにごちそうになりました。


Memo
SONY α7R2
一部iPhone7 Plus
SONY FE 12-24mm F4 G
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
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