せっかく浜松に来たので、あほまろにはやりたいことが有るのです。

浜松駅から掛川駅に向かいました。
この区間の東海道本線、かなり久しぶり。たぶん50年ぶりかも知れません。

なぜ、掛川に向かっているのかは、掛川から天竜浜名湖鉄道に乗るためですよ。

あほまろが旧国鉄を完乗(全ての路線を乗ること)した時には、国鉄二股線を引き継いだ「天竜浜名湖鉄道」にもう一度乗ってみたかったからです。


ホームは当時のまま掛川駅に隣接していますが、今では会社が違うのでいったん下車。

まるでおとぎの国のような「天浜掛川駅」。当然、当時はこんな駅舎はありません。

二股駅にまだターンテーブルが残り、ちょうど見学が出来るようです。これは見逃せません。とりあえず、一日乗車券を購入して途中下車の準備し、約50分後にやってくる列車を待ったのでした。


時間まで掛川駅周辺の散策。

こちらがJR掛川駅舎。新幹線が停まる駅とは思えない佇まいですね。

「天竜浜名湖鉄道」通称天浜線の列車がやって来ました。

なんと派手なラッピング車。井伊直虎をモデルにしたテレビゲームの宣伝のようです。

こんな列車、乗るのも恥ずかしくなりそう。


でもこれに乗らなきゃ行けないの。

車内も派手。


車窓から東海道本線と新幹線も見えていました。

旧国鉄の名残。まだ行き来は出来るようですね。

掛川発、天竜二俣行。約50分ですね。

ローカルな駅舎数カ所は、国の文化財にも指定されているようです。

停車時間が長いので、降りてのんびり。これもローカル列車の楽しみ。かつては、こんな時間を利用して駅ソバで昼食だったね。



遠州森の石松出身地。

森林のトンネルもすてきでした。

臨時列車「ビール列車」と記されてるけど、中が見えません。一度は乗ってみたい列車ですね。




のどかな田園地帯を通り、

天竜二股駅に到着です。

国鉄当時は、遠江二股(とうとうみふたまた)で、蒸気機関車の車両基地も有った駅です。



塗装中の車両、イベント列車に使われるのかな。

直虎が並びました。

おや、こちらは本家NHKの大河ドラマ、柴崎公殿じゃありませんか。



ターンテーブルと資料館を見物するには、切符200円也が必要となります。

それもなんと、硬券。

構内を抜けると、かつて蒸気機関車が並んでいた場所に待機する気動車。


まだ給水タンクが残っておりました。

国鉄時代の大浴場。当時はどこの機関区も蒸気機関車のお湯を利用していたのですよ。

現愛は使われていないので、変わりに様々なヘッドマークが並べられておりました。

蒸気機関車は無くなりましたが、ターンテーブルは現役です。



どうしてディーゼル機関車なのにターンテーブルが必要なのかお分かりでしょうか。

かつて蒸気機関車の車庫を使用するために使われているのです。





車庫の一角が資料館になっておりました。

国鉄時代の懐かしい写真と資料が詰まった資料館です。


かつての二股線、掛川から新所原までの駅名看板が壁に並んでます。

二股線には、昭和天皇が御料車でいらっしゃったようです。







機関区だった頃の建物も健在でした。


菜っ葉服、これ演出ではございません。現実であります。





天竜二俣駅舎内。



時間があるので駅前散策。

レトロな駅前商店。

おや、道路の向こうに蒸気機関車。

「C58389」


二俣線のさよなら運転で使用された機関車のようで、とりあえず屋根はあるけど、ほとんど雨ざらしでかなり鋳たんでおりました。


煙室扉ハンドルが無い。

これって、更に惨めに感じますね。

とりあえず、残っているだけで由としましょう。










天竜二俣14時42分発、終点新所原行。

約1時間のラストトリップ。

みやこだを過ぎると、水田が広がり、


浜名湖のほとりも通過しますよ。

すんざ駅は、今年の1月に撮影した場所。

あの時、このホームから東側に富士山が見えてましたね。


三ヶ日駅。


定時に新所原到着。

再び東海道線に乗り換え浜松まで。

浴衣のおねえさんもちらほら。土曜日なので花火大会現物かな。


浜松で友人とウナギの夕食後、例のツアーに合流し帰宅。

初日はとっても疲れて、二日目はとっても楽しかった一泊二日の旅でありました。

Memo
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