あほまろは、薄暗い参道をザクザクと歩いたのですが、落ち葉の下に隠れた銀杏の実がプシュプシュと音を立てて潰れ、靴底からは例の“あの匂い”が立ち上ってくるではありませんか。まるで靴が突然「熟成発酵モード」に切り替わったのかと思ったほどで、あほまろは思わず顔をしかめてしまいました。

　素手で触ると皮膚がかぶれることもあるそうで、あほまろは慎重に足元を選んで歩いたのですが、早朝散歩のワンちゃんたちも、まるで「銀杏地雷原」を心得ているように、器用に避けて歩いておりましたよ。犬の嗅覚は優秀と言われますが、銀杏の熟れた香りにだけは、どうにも勝てないのかもしれませんね。

　とはいえ、この嫌われ者の銀杏の実も、じつは薬効のある立派な食材。季節が移れば、ほっこりと湯気の立つ茶碗蒸しの底から、ちょこんと顔を出す名脇役でもあります。酒のアテとしてなら、さらに存在感を増すのですが、酒を断って久しいあほまろにとっては、もはや遠い青春の味。いまは茶碗蒸しの中で静かに輝いてくれるだけで充分なのですよ。

　銀杏とは不思議なものです。踏めば臭う、拾えばかぶれる、しかし食べれば滋味深い。まるで人生そのもののようで、良いところも悪いところも抱えながら季節を彩ってくれるのでございます。

「踏むたびに匂い立ちけり銀杏よ　臭きもそれは季（とき）の恵みか」（阿呆人也）

　夕べの気象予報では、「今朝は今季これまでで最も強い寒気が南下し、最低気温は３℃」とのことでしたので、あほまろはマフラーを用意しておいたのでした。ところが、出かける前に気温を確かめると、なんと７℃もあるではありませんか。

「なんだ、予報も外れることがあるのだな」と、いつものジャンバー姿で散歩に出かけましたが、外に出た瞬間、非常に強い北風が頬を刺し、気温の数字以上に冷たく、体感温度は一気にダウン。やっぱりマフラーを持ってくれば良かったと後悔したのでした。

　今日の最高気温は１１℃とのこと。どうやら一日中、風を通しにくい暖かい上着やマフラー、手袋など、最大限の防寒対策が欠かせませんね。

　今日は「いい（1）じ（2）いち（1）じ（2）」――“いい字一字”と読む語呂合わせにちなむ「漢字の日」でございます。毎年、この日に合わせて全国から「今年の世相を象徴する漢字」が募集され、最も多く寄せられた一字を、京都の清水寺にて盛大に発表するのは、すっかり年末の風物詩となりましたね。

　清水寺の舞台にて、貫主さまが大きな筆を振るい、力強く揮毫（きごう）される姿は、あほまろのような隠居者でも思わず背筋が伸びてしまいます。その字は清水寺へ奉納され、日本の一年がぎゅっと一文字に封じ込められるのでございます。

　この行事が始まったのは平成7年（1995）。それからというもの、日本人はその年の出来事、喜び、嘆き、時には皮肉までも一字に込めてきました。一昨年は「税」、昨年は「金」。どちらも世相をよく映していましたね。

　さて、今年は何が選ばれるのでしょうか。世間の皆さんは「働」だ「争」だ「高」だと色々予想しているようですが――

　あほまろとしては、そもそも働いておりませんから、「働」などと書かれてしまうと、読んだ瞬間に目が泳いでしまいますよ。あほまろの毎日は、浅草散歩と写真と日記。これを“働き”と呼ぶなら、世の中の労働基準法は根本から見直されるべきでしょうね。

　それでも、もし今年の漢字が「働」になったら――働いている皆さん、本当にお疲れさまでした。
そして、働いていないあほまろは、そっと肩身を狭くして茶碗蒸しでもいただくといたしましょう。

　「働けと　世は字に書けど風のごと　あほまろ日々は筆と散歩よ」（阿呆人也）

　世間が「働」を望もうとも、あほまろの日々は風のようにのんびりと、筆と散歩があれば十分なのですよ。

　今朝の日の出は午前6時41分。











　中村さん、おはようございます。

　益美さん、おはよう。

　今朝は開門1分半前にやってきた、野崎さんと高橋さん。

　子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。

　日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。

　冬の境内をご覧下さい。

　定点観察中のイロハモミジをストロボで撮ってみました。




















　冬の装いに染まったメイヨシノが、静かに季節の移ろいを物語っております。








　今日の最高気温は１１℃とのこと。どうやら一日中、風を通しにくい暖かい上着やマフラー、手袋など、最大限の防寒対策が欠かせませんね。

　あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。

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　おはようヒロちゃん。

　まだ起こさないでと、睨まれた。

　今朝の朝の朝食は、肉野菜とタマゴ焼きにコーンポタージュ。デザートは柿。

　妻のコレクションは、のぞみちゃんと、新入りのシェリーちゃん。

　毎朝、二天門前に出来た出雲そば屋が気になってたので、行ってみました。

　どうやらインバウンド向けのお店のようで、客も値段もテーブルの配置も、壁の模様までもが、まるごとインバウンド仕様になっておりましたよ。

　お味もインバウンド向け？　とりあえず、もう結構。

　昨日の東京スカイツリー。

　しゅと犬くん。

　あほまろお帰りなさい。


　夕べの夜の夕食の晩ご飯は、鯛メシ風味。デザートは林檎。

　妻のコレクションは、新入りのシェリーちゃんとデザイナーのアンナさん。

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