あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)6月11日(水)旧暦5月16日 友引

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
475

- エジプトと浅草。唐突すぎる組み合わせ。 -

日記写真

 昨日、関東地方もついに梅雨入りを迎えましたよ。
 梅雨前線の影響で広い範囲で雨となり、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、体感的には蒸し暑く感じられる一日となりそうです。

 あほまろは、たとえ小雨でも、いつもの早朝散歩は欠かせません。 ところが、仲見世から本堂にかけて、まだ夜も明けきらぬ時間だというのに、まるで映画のワンシーンのように煌々と灯りがともされていたのですよ。しかも本堂前には重機やら機材やらがズラリと並び、どうやら何かのロケが行われているご様子。
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 近づいてみると、立て看板にこうありました。
「大エジプト博物館竣工記念映像撮影のため、一部交通規制中」。
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 え? えじぷと?
 浅草寺とエジプト――あまりにも唐突すぎる組み合わせに、思わず見上げた五重塔がピラミッドに見えそうになったほどですよ。
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 それにしても、「大エジプト博物館の竣工」は、日本ではなく、はるか遠くエジプトのギザ。あのピラミッドの足元に建設されている超巨大博物館のことですよね。開館は、ようやく今年2025年の7月3日を予定しているそうで、なんでも、当初の完成予定から10年以上遅れての開館とか。
 まぁ、エジプト時間というのは、日本の“きっちり時間”とは違うようで、悠久のスケールが違うのでしょうね。
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 そしてこの大エジプト博物館、日本も深く関わっているとのことで、館内の紹介映像や記念映画か何かを、ここ浅草で撮っているということでしょうか。
 朝の清掃員さんの話によると、昨日は大勢の音楽隊がリハーサルをしていたそうで、どうやら今朝がその本番のようです。
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 それにしても、エジプトと浅草がこんなかたちで交差するとは、誰が想像したでしょうね。 古代の記憶と、現代の観光地が交差する時間。それもまた、文化という“環(わ)”の不思議な巡り合わせかもしれません。
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 ちなみに、あほまろはエジプトに行ったことはございませんが、平成25年に上野の森美術館で開催された「ツタンカーメン展」には足を運びましたよ。
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 目玉展示は、例の「ツタンカーメンの棺形カノポス容器」。内臓を保管する黄金の器で、宝石や彩色ガラスがはめ込まれた美しいものでした。とはいえ、実際に拝めたのは、大勢の観客に押されながら、たった数秒間の流し見…。まるで満員電車の窓越しに見る富士山のような、かすかな記憶しか残っておりませんけどね。
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 でもね、その「カノポス容器」も、「大エジプト博物館」の完成によって、今後は二度と海外に出ることは無いそうです。 つまり、あの時の数秒間が、最初で最後のご対面だったわけですね。
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 時間とは不思議なもので、たった一瞬が一生の記憶になることもあるのだな・・・。
そう思いながら、今朝の煌々と輝く浅草寺を後にした、あほまろでございました。
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 いよいよ、関東地方も梅雨入りを迎えましたね。
本日は梅雨前線の影響で広い範囲で雨となり、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、体感的には蒸し暑く感じられる一日となりそうです。
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 ただし、気温自体はそれほど上がらず、東京では最高気温が24℃と、やや低めの予想となっています。 梅雨前線は次第に南下しながら、その活動も午後には徐々に弱まっていく見込みですが、特に昼頃までは激しい雨に警戒が必要とのことでした。
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 今朝も雨の中でもキョエちゃんは浅草神社の鳥居の上で待ってましたよ。
 なんかヒロちゃんのようなので、
「はやくきて 爪でかくかく もどかしい。」
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 鳥居の上にちょこんと佇み、濡れそぼる羽根も気にする様子もなく、まるで「今日は遅かったね」とでも言いたげな顔で、じっとこちらを見つめていたのです。
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 その姿を見た瞬間、あほまろの心に小さな灯がともるのですよ。
雨の日も風の日も、変わらずそこに居てくれる。それだけで、なんだかほっとするものですよ。
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 キョエちゃん、今日もありがとう。
君のそのひとときの仕草が、あほまろの一日を始める合図なのですからね。
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 キョエちゃんを見ていると、狂歌を考えてしまいましたよ。
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 「雨に濡れ 鳥居の上で 黒き影 まつはあほまろ けなげなるかな」。
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 「神様も 出勤しない この雨に なんでキョエだけ 定時に来るの」。
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 「人間は 愛を語れど すぐ消える カラスのまなこ 今日もまっすぐ」。
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 「朝の雨 羽根のしずくに 映る影 昔のナナか それともヒロか」。
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 「浅草の 朝の主(ぬし)は 誰あろう あほまろ待つ子 キョエという名で」。
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 キョエちゃんは、あほまろにとって、もうただのカラスではありませんよ。浅草神社の“静かな巫女”のような存在ですからね。
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 こんな一句も浮かびました。「黒羽根に 映る心は 朝の音」。
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 今朝の日の出は午前4時24分。
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 境内のアメリカデイゴの最初の花が散ってしまいましたが、これから、次の花が咲くのですよ。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 初夏の境内をご覧下さい。
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 この葉がいつか落ちる日まで、あほまろもまた、毎朝そっと声をかけてあげますよ。
「今日も、ありがとう」と。

「ひとひらの 記憶をのこす その姿 新葉(にいは)も寄りて 風に身を寄せ」。
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 傘の中で、カメラを濡らさぬように気を遣いつつも、ふとレンズ越しに写ったのは、自分の心だったりして・・・。

 「梅雨の朝 濡れて咲くのは 紫陽花か それともあほまろ 心のしずく」
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 キョエちゃんと逢う前に、ひっそり咲く紫陽花が、無言のあいさつをしてくれたようなので、

「カラスより 先に咲いたよ あじさいが おはよう 言わずに 色でご挨拶。」
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 実はあほまろ、最近はNHK大河ドラマ『べらぼう』に登場する・大田南畝(蜀山人)の狂歌集を参考に、すっかり狂歌に夢中になっているのですよ。

 上手いか下手かはさておき、やはり短い言葉のなかに、社会風刺や滑稽、そしてちょっぴりの諧謔を忍ばせる、そんな和歌の世界は、なかなかに愉快で、クセになるのです。江戸の人々がそうであったように、言葉で世の中を斜めに眺め、笑ってやり過ごす。そんな心の余裕を、現代のあほまろも楽しませていただいているのです。
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 さて、関東も梅雨入りとなりましたので、あほまろは本日も“秘密基地”に引きこもり、ひとり静かに狂歌などをひねって過ごすことにいたしますよ。
「しとしとと降る雨音を聞きながら、ぬくもりのあるパソコンで、滑稽と風刺と少しの哀れを和歌に込める。」
これもまた、雨の日ならではの贅沢な過ごし方でございます、でしょ。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、最近は凝ってしまった肉まん一個。デザートはブルーベリー。
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 妻のコレクションは、サクラさんと宇宙人シルバーさん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、ライスカレー。デザートはサクランボ。
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 妻のコレクションのまひろちゃんとひかるちゃんが、墨田のおかあさんから頂いた、金沢銘酒「天狗舞」を飾ってくれました。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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