おはようございます。今朝は岩手県釜石市でナナちゃんの居ない朝を迎えました。

今回の旅の目的は、三陸鉄道のリアス線全線開業をして3ヶ月、開業を機に東日本大震災で傷ついた沿線各地には地域再生の機運が芽生えつつある状況を確かめる旅なのです。

盛から久慈まで163キロが1本のレールで結ばれた話題性が広く周知されて効果で、4月の乗車人員は9万4773人で前年同月に比べ5万8690人増。JR東日本から移管された旧山田線の釜石−宮古間(55.4キロ)を利用した4万9656人が、数字を大きく押し上げたそうです。

この列車、写真ではガラガラですが、この後、大勢の団体客が乗り込んで満員電車になりました。混雑すると、車内補助券を2冊も使ってしまうこともあるそうです。

昨日は、旧北リアス線に繋がった旧山田線の各駅停車に乗りましたが、どこの駅も乗降客が多く、そのほとんどが観光客でしたよ。

9月には釜石で開催されるラグビーのワールドカップ日本大会の会場が、三陸鉄道沿線に設置されましたが、車掌さんは、繋がった話題性とワールドカップ日本大会の一過性の開業効果が終わるのが怖いとおっしゃってましたよ。

なんとか通年観光の定着の知恵を考えてくださいよと言われてしまいましたが、しゅっちゅう訪れることは出来ないけど、あほまろのホームページでも宣伝しておきますよ。

まるで新興都市分譲地のようですが、これから盛り上がることでしょう。



釜石駅到着、旧南トラス線の起点駅です。

じぇじぇじぇで有名になった岩手県に来て、じぇじぇじぇが生で聞けると期待していたのに、誰もじぇじぇじぇ、なんかしゃべっておりません。
釜石のおばちゃんが、この辺では、じぇじぇじぇじゃ無くて、ばぁばぁばぁだよと、教えてくれたよ。おばちゃんがばぁばぁばぁなら、おじちゃんは、じぃじぃじぃ、では無かったけど、盛岡では、じょじょじょだってさ。

そんな話題で盛り上がっている間に、列車は終点盛駅に到着しました。

この盛駅、以前は大船渡線の終点駅でしたが廃線となり、現在は路線跡を利用したバス専用道路(BRTシステム)に変わってしまったのが残念ですね。

せっかく盛まで来たので、BRTで陸前高田の奇跡の一本松の見学です。

トルコ航空のラッピング列車。山麓鉄道と何かの関係があるのでしょうかね。

この日も曇って眺めが悪かったけど、列車に乗るのが目的なので我慢しましょう。

有名な、有名になりそうな「恋し浜」が見えてきました。


本当は小石浜駅ですが、恋し浜駅と名前を変えた効果で、恋人たちの整地として話題になっているようでした。

駅舎の中には、恋人たちの願いがホタテ貝に書かれ、所狭しと吊されておりましたよ。

ホームに設置された鐘を二人で鳴らすと、幸せになれるようですが、あほまろは一人で鳴らしましても、幸せだな・・・。

他にも、ユニークな駅舎が多かったです。



いよいよ終点駅が近づいてきました。

山麓鉄道の終点駅は盛駅。

JR駅と並んでますが、列車が走っているのは三陸鉄道だけで、

JRはバス駅なのです。

JRバス(BRT)に乗って、陸前高田の奇跡の一本松を見に行きました。

地震と大津波で、死者、行方不明者2,000人、市街地や海沿いの集落は壊滅した陸前高田市のシンボルとして、後世に受け継ぐモニュメントなのです。

あほまろ、「奇跡の一本松保存プロジェクト」に協力しているので、一度は見ておきたかったのですが、周辺は未だに工事中なので、バス停から延々歩かされてしまいましたが、奇跡の一本松を目の当たりにすると、自然に手を合わせてしまいました。

約7万本の高田松原、その中で残ったたった一本の松。全世界の人々に復興のシンボルとして親しまれますように。

BRTで盛に戻り、久しぶりのお蕎麦を頂きました。これとっても美味しかったです。

大船渡のマンホール。

帰りももちろん三陸鉄道。

混雑していたので車内を歩き舞わずに、うとうとしている間に釜石駅に到着です。

リアス線部分を三陸鉄道に移管したので山田線は無くなりましたが、釜石線の始発駅に変わりありません。


今日の最終日は、この列車で帰るのです。

SL銀河、釜石線のジョイフルトレーンで、C58によって牽引されるのです。



今夜は釜石泊まりなので、三陸鉄道の旅はこれにて終了。

釜石駅も銀河鉄道。

夕食に釜飯が付いてましたが、まさか、釜石は釜飯の発祥地、じゃ無いよね。

Memo
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