ナナちゃんお帰りなさい。雨で濡れちゃったね。

ヒロちゃん待ってたよ。

濡れてるからヤマト君待って無い。

やっぱり待ってた。

嫌な顔されたので、ヤマト君待って無い。

タマちゃんは待ってたよ。

まったく素直じゃ無いよな・・・。

ヤマト君は自分の気持ちに素直に生きている、ニャロメ。

確かにそれも素直だけど、

素直って、態度がひねくれていないことだよね。

根性がひん曲がって、猫の道に外れているのに。

猫の道って何だ。空気の読めるフレンドリーな猫さ。

バカ言うない、猫はフレンドリーじゃ無い。

気まぐれなのだ。

ご飯が欲しいときだけ、ごろにゃ〜んってスリスリするのも気まぐれなのかな・・・。

ヒロちゃんが、ナナちゃんとスリスリするのは気まぐれじゃ無いもんね。

それは事務的なのだ。

ヤマト君は、ヤマト君は・・・、

気まぐれが規則的なのさ。

Memo
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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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