ナナちゃんおかえりなさい。ヒロちゃん待ってたよ。

ヤマト君待って無い。

タマちゃん待ってたよ。

とっても良いお天気になってお散歩とっても気持良かったよ。

ヒロちゃんもお散歩に行きたいな・・・。

野良の頃が懐かしくなったんだろ。

野良猫の魂百までもってか。

それって、三つ子の魂でしょ。あの頃のヒロちゃんはまだ二つになってなかったもん。

べつに二つ子でも、五つ子でも関係無いのさ。

物心付いた頃とか言えば解りやすいのに。

ヤマト君は無菌室で何不自由無く育ったから、自然の素晴らしさなんて解らないでしょ。

そんなの知らなくても、汚い家は知っている。

こんな汚い家には幸せは来ないんだ。

それでヒロちゃんは幸せになれないのかも。

ヒロちゃんが幸せな時は、

こうしてナナちゃんとスリスリの時だけ。

バカ、それがシアワセっていうのだ。

ナナちゃん、シワヨセんじゃ無いの。

シアワセは機嫌良く、シワヨセは不機嫌な表情なのだ。ヤマト君、偉そうにしてる。

日本語って難しいな。

今朝の境内、三毛猫ミーちゃんお腹空いたと出て来たよ。

ごはんいっぱい食べて、シアワセだったよね。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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