ナナちゃんおかえりなさい。　

　ヤマト君もお出迎えですね。

　タマちゃんもお食事止めてお出迎え。

　にゃ〜ん、ヒロちゃんの鳴き声は小さくて可愛いんだよ。

　さてこれから毎朝のお勤めです。

　ナナちゃん、スリスリしましょうね。

　その前にタマちゃんにもご挨拶しなくちゃね。　

　ヒロちゃん割り込むなよ・・・。　

　だって、まだスリスリ終わって無いでしょ。　

　まったく、ヒロちゃん甘えん棒なんだから・・・。

　ナナちゃんのあんよ濡れてるよ、ヒロちゃんが舐めてあげましょうね。

　あぁ、ヒロちゃんシーベルトで被爆した。　

　ヒロちゃんには、ベクトルなんか関係無いよ。

　でもね、放射能は絶対に安全じゃ無いんだよ。

　テレビで放射能は安全だって言い切る御用学者は、その家族全員も、福島原発に送り込んでやりたいよ。

　あ、ナナちゃん恐いこと言ってる・・・。

　ナナちゃんは、最近あほまろの影響で過激になってしまったみたいだよ。　

　ところでナナちゃん、放射能って何が怖いの？

　放射線を浴びると、細胞のDNAに傷をつけてしまうんだよ。それもたくさん浴びると、たくさんのDNAがズタズタになって、細胞が死んでしまうんだよ。ヤマト君もナナちゃんの話を聞きに近寄ってきたね。

　浴びる線量が現在の東京程度に低くても、DNAがズタズタにまではならないにしても、ガンを引き起こす可能性は高まるんだ。

　簡単に言うと、1ミリシーベルト浴びると1本、5ミリシーベルト浴びると5本、って具合に各細胞を放射線が通過しDNAを傷つけているんだよ。

　でも、DNAには、壊れたところを修復する力があるので、間違って修復されてもそれを見つけて正しく直す酵素もあって、常に正しいDNAがつくられていくようになっているんだけど、

　それが間違えて修復されてしまったら、突然変異を起こしてしまうんだよ。突然変異が一旦細胞の中で起こるともう元には戻らないから、たとえ弱い放射能でもガンにつながる可能性があるってみんなが騒いでいるんだよ。

　だから、いくら政府が「これ以下なら安全です」といっても、時間と共に身体の中に蓄積されるので、低線量被曝でも発ガンリスクは大きくなるの。

　1ミリシーベルト浴びると1万人に1人がガンになるって、国際放射線防護委員会で言ってるよ。

　それは人間のことでしょ。ヤマト君にも関係あるのかな？

　当たり前でしょ、地球上総ての動物ってことなんだから。人工放射能ってとっても恐い物質なんだね・・・。

　今朝の境内、小雨が降ってましたが、いつものように呼んだら三毛猫ミーちゃんが来てくれましたよ。

　おや、茶子ちゃんも居たんだ。

　今朝は、子猫ちゃんの姿が見えないけど元気にしてるのかな？

　と、聞いてみても何も応えてくれないし・・・。

　三毛猫ちゃんは、餌を食べてどっかに行っちゃったんだよ。

　茶子ちゃんごめんね、今朝は餌がちょっとしか無かったし、それを全部三毛猫ミーちゃん食べちゃったんだよ。きっと、口に入れて子猫に持って行ったのでしょうね。

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写真集「待ってたよ。〜北海道犬ナナちゃんと野良猫ヒロちゃんの早朝ものがたり〜」
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