『つくづくと』
空の色を見ただけでも肌寒さを感じてしまいますね。やっぱり今日は長袖にすれば良かったのか・・・。ナナちゃんと仲見世を歩きながら、これからは、出かける前に空の色を確かめてから着替えるようにしなくっちゃね、なんたって朝晩は長袖でもちょうどいい涼しさ、もうちょっとだけは、夏と秋が同居しているのでしょうね。
浅草寺境内の交番では、毎年9月の1カ月間は行方不明者捜索の相談所が設置されます。この相談所では身元不明遺体の顔写真や似顔絵などが閲覧でき、捜している行方不明者と似ているものがあった場合は、歯型や指紋、更にDNAの照合も行うことが出来るようです。受付時間は午前9時から午後4時半までですが、土・日・祝日も相談を受け付けていますよ。
なんとか身内を捜し出して欲しい人々が連日押しかけているようですが、相談所の前の休憩所には、求める人を余所に相変わらずホームレスがたむろしているのです。この方達だってどっかに身内が居るのでしょうね。行方不明者の捜索のお手伝いは良いとして、それを求められないホームレスのことも考えてあげることは出来ないのでしょうかね・・・。
7月の初めに浅草寺境内で、家にもこれとそっくりな犬が居るんだよ。と、初老の男性が声をかけてきました。同郷の感から彼は絶対に北海道アクセント、それじゃナナちゃんと同じ北海道犬ですね。そう、北海道の野良犬のほとんどは北海道犬だよ。昔はアイヌ犬って呼ばれていたんだけど、差別がどうのとかで・・・、ナナちゃんの頭を撫でながら、うちの犬は今頃寂しがっているんだろうな・・・、そんなことを呟いてたのです。今は北海道で誰が面倒を見ているんですかと聞いてみると、女房が・・・。
その日から、その方とは毎朝境内でお逢いしました。最初はまだ新しいリックを背負っていたのですが、日が経つにつれて紙袋や段ボールなど、彼ら特有の持ち物が増えていったのです。そうなったら、あほまろとナナちゃんも関わりを持ちたくないので、避けるようになってしまったんです。彼も我々の雰囲気を感じ取って近づかなくなってしまいました。あれは確か、浅草寺の万霊灯のお炊きあげが有った翌朝、こ奇麗な格好になって、北海道に帰ることにしたと、ナナちゃんの頭をなでて去っていきました。いったいどんな理由が有って1月半も浅草に居たのかは解りませんが、今頃は北海道で愛犬と仲良く暮らしていて欲しいな・・・、交番に掲げられた「行方不明者相談所」の垂れ幕を見ながらそんなことを思い出してしまいました。
昨年の強化月間中には、802件の相談が寄せられ、そのうち、38人の身元不明者の身元が確認できたそうです。今年もこの相談所でひとりでも多くの方々が幸せに戻れるよに願いたいですよね。
今朝の日の出は5時15分dすが、雷門前にはその10分も前に着いてしまいました。

おかげで、まだ真っ暗ですね・・・。

『東京スカイツリー』

ちょっとづつ高くなってますよ。

『ジオラマで訪ねる荷風の世界』
永井荷風生誕130年、没後50年企画
明治から昭和にかけて、多くの作品を残した文豪永井荷風は、江戸情緒を残す人情味豊かな東京・下町をことのほか愛した作家でした。
今回の展示会では、永井荷風生誕130年、没後50年企画として、荷風ファンでもある造形作家山本高樹氏が、荷風の歩いた町「浅草・玉の井・銀座」をジオラマで再現し「荷風の世界」をご紹介します。この展示にあたり、新たに戦後の浅草六区の象徴でもあった「浅草ロック座」の外観を25分の1の模型で再現しました。当時のロック座の客席は200席、そのうちの50席と満員の観客と踊り子たちの姿も再現、また、踊り子たちと楽屋で談笑する荷風を始め、木戸番、裏方たちの様子も楽しめます。

会場:テプコ浅草館 協力:江戸ネット
会期:2009年7月14日(火)〜9月13日(日)
入場無料
休館:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
電話:03(5827)3800
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