『つくづくと』
　散歩から帰って来ると、書斎でモモちゃんが待っていました。寂しそうに泣いていたので、女房が書斎に入れてあげたのです。モモちゃんの目が見えなくなり、あほまろの書斎にいると積み上げた段ボールや本棚に入り込むのが危険になり、正月が過ぎた頃から居間の隣の畳の部屋で病気のポーちゃんと並んだゲージの中で暮らしているのです。久しぶりに住み慣れた部屋に入ると、勝手知ったるかつてのお部屋、入った瞬間、目も見えないのに部屋中を歩き回っていたようです。ナナちゃんも書斎に入って来て、モモちゃんに何か話しかけています。きっと、モモちゃんが気になっている、境内の様子などを教えてあげたのでしょうね。

　モモちゃんは１７才と三ヶ月を過ぎ、人間でいえば９０才以上になってしまったんですよね。あほまろが日記の写真を整理している間、足下にぴったりくっついて甘えているようでした。目も見えず足もフラフラしてますが、意識だけはまだしっかりしているようですね。あとどのくらい生きるのかは分かりませんが、この調子じゃ寝たきりになるってことにはならないでしょうね。危ないのですが、たまには懐かしの書斎で過ごさせてあげましょうね。でも、あほまろが部屋に居る時だけですよ。なんたって、あほまろの書斎はゴミ箱のようで、いつ何が落っこって来るか分からない状態なんですからね。

　日記の整理をしながら、モモちゃんが元気だった頃を遡ってみました。下の写真は２００６年５月６日の表紙、ナナちゃんが我が家にやって来た翌日の表紙です。生後二ヶ月になったばかりのきかん坊だったナナちゃん、モモちゃんは小さく鋭い歯で囓られても怒ることもなく、まるで自分の子どものように可愛がってくれましたよね。そしてナナちゃんのワクチン投与が終った梅雨の頃から、毎朝一緒に散歩しました。歩きながら、後ろから着いて来るナナちゃんが気になって、何度も何度も振り返っていたモモちゃんの元気な姿、今でもしっかり目に焼き付いているのです。毎日の写真は、そんな記憶を補うためのもの、元気だったモモちゃん、成長していったナナちゃん。そんな記録を続けて本当に良かった、今更ながら思ってしまうんですよね。

　そんなナナちゃんも３才になり、今ではとっても落ち着いて大人の犬になり、境内に集まるみなさんからも、大人しいね、賢そうだねなんて言われるようになりました。境内では、他のワンちゃんたちとじゃれ合うことも無く、みんなと挨拶をした後は、常に一歩下がって冷静にみんなを観察しているのです。いったい何を思っているのか、境内ではほとんど喜怒哀楽を表さないナナちゃんの気持ち、あほまろにも理解できないんです。でも、秘密基地の中では人格じゃ無くて犬格が変わってしまうんです。ボールを銜えて遊んでと飛びついてきたり、あほまろは何やってるのかなと、机に前足を乗せて顔を覗き込んできたり。社交的だったモモちゃんと違って、いわゆる内弁慶なのでしょうね。

　テプコ浅草館で、江戸庶民の暮らしを再現「檜細工師三浦宏 匠の技」展が開催されております。詳細は、こちら。

　今朝も暖かい朝になりました。今日は、観音裏で「第7回浅草観音うら一葉桜まつり」が開催されます。いつも散歩でお逢いする馬道地区にお住まいの方から、今日も写真を撮ってくれますよね。なんて催促をされてしましましたよ。もちろん、撮らせていただきますよ。

　仲見世には「早慶レガッタ」の看板が掲げられました。「早慶レガッタ」は来週の日曜日に隅田川にて開催されます。

　その前日、１８日（土）には、隅田公園にて「浅草流鏑馬」の開催です。

　すっかり桜も散ってしまいました。

　やはり週末までは持ってくれませんでしたね。

　それでも、昨夜の隅田公園は大勢の花見客で混雑していたようです。

　

　

　浅草春の観光祭も今週でお終いですね。

　到着が早かったので、まだ誰も着ていなかった本堂前です。

　時間になると、ちゃんといつものみなさんはやってきますよ。ね、メイちゃん。

　おばあちゃん、本堂内を汚してはいけないと、毎朝メイちゃんを抱っこしてお参りをしているのです。

　午前６時、鐘楼の音と共に開門です。

　今日も一日、良い日でありますように。

　本堂前にはボブちゃんですね。







『本堂から宝蔵門』
　朝一番の参拝を終えたみなさんです。もう、いつものワンちゃんたちも集まってきましたね。

『本堂から宝蔵門の大提灯』　
　仲見世を歩いて来るのはチャコちゃんですね。そのお隣の女性はどこかで逢ったような・・・。

　

　ここがいつもの定位置です。でも、屋台が出る時はもうちょっと右にずれるのですよ。



　。

　さよなら桜。お逢いできるのは、また来年ですね。



　ピンクの絨毯もほころび始めたよ・・・。

　

　六角堂の垂れ桜もそろそろお終い。

　

　

　

『今朝の浅草神社』　　　
　

　

　

　今年も素晴らしった浅草神社の桜、ありがとう。

　

　

　

　最初に開花した枝には、実が出てきましたね。

　密が吸えなくなって寂しそうに桜を見上げるムクドリちゃん。本当は椋（むく）の木の果実を好むところからムクドリと名付けられたんですよね。でも、浅草には椋の木は無いので、花なら何でも良いんですよね。