『きもの園遊会』
東京きもの染洗協同組合が関係団体と共催で、桜の時期に隅田川きもの園遊会を開催し、今年で15回目になります。

着物を着てお花見は野点ですね。

屋内での茶道では重視される細かい作法が簡略化された気安い催しの場合もあるのですが、大勢の方々に見られながらのお手前。

緊張しながらも、堂々と「定法なきがゆえに定法あり」を実践していました。

満開の桜の下でお茶を待つお客様。

昨日は、天気が良くさりとて日差しが強すぎない時期に行われる催し物にはぴったりの天候でしたね。いわゆる「花曇り」。

毎朝撮っている浅草神社の桜です。



浅草神社の神楽殿では芸大の方々による琴の演奏も行われました。

人力車でやって来たのは、東京きものの女王さんたちです。

女王に選ばれるからには、ちゃんと自分で着れるのかな・・・。聞いてみたかったけど、周りに大勢の方が集まってしまったので聞きそびれてしまいました。

かわいいお嬢さんも着物で参加。

先着順で、きものの女王とポラロイドで記念撮影。

きものの女王って、これがメインの仕事なのでしょうね。

皆さん、きれい!レベルが高い。

会場内には、履き物の修理や調整も行われていました。

神楽殿では、毎年恒例の十二単着装実演が行われました。今年のモデルさんは小川れい子さん。いつものワンちゃん、ラッテ君のおねえさんのお友達ですよ。

十二単は、平安時代の10世紀から始まる女性貴族用の正装です。正式名は五衣唐衣裳(いつつぎぬ)、または女房装束(にょうぼうしょうぞく)というそうです。実際は12枚衣を重ねるわけではないため俗語になってしまった呼び名であるとか。
最初の緑色の着物が単衣(ひとえ)で、その上に重ねていくのです。

ピンク色のグラデーション、その上に朱色のグラデーション。下につけた衣の色がすかして上に映るところに見所があるのです。しかし、どんどん重たくなっていくので、モデルさんも重労働ですね。

十二単は季節ごとに対応する色目の襲を着用したようです。白づくめの十二単も存在しているとか。表着(うわぎ)を着せ、ここで初めて衣紋紐で結びます。

最後に唐衣(からぎぬ)を着て、腰から下の後方だけに裳(も)をつけて完成です。

檜扇(ひおうぎ)を持ったら誰が見ても平安時代のお姫様。

後ろ向きも披露してくれました。

世界に誇れる日本の衣装は見事ですね。そういえば藤原紀香さんも生田神社で十二単衣を付けた時、「この衣装に袖を通した時に、体全体が震えました。気持ちが着物に乗りうつるものなのですね。これで本当の女房になれて幸せです。」とブログで述べていましたよね。

モデルの小川さんのお友達も舞台に上がって記念写真。おきれいな方ですね。着付ける方も着る方も解説のお婆さまもお疲れさまでした。あほまろもおよそ30分間も望遠レンズを持ったまま脚立に立っていたので疲れてしまったよ・・・。

浅草神社境内は着物を着た方々でいっぱい。


桜橋では「桜橋花まつり」も行われました。昨日は園児や生徒、地元の皆さんによる芸能大会です。

今日、日曜日には芹洋子さん、ゆうたろうさん、吉永加世子さんによる「桜橋花のステージ」、おみこし、木遣り、梯子乗り等が披露されますよ。

会場内では、地元町会による模擬店、靴やかばんなどの地場産業品の販売も行われています。


午後になると、雲行きが怪しくなってきました。そんなのお構いなし、花見の宴席は夜中まで続いていましたよ。

花見の宴席、豪華な所も質素な所も楽しさは一緒ですよね。

今日は、近所の寿司屋さん主催の花見が開催されます。寿司屋さんだけあって、料理は豪華の3乗なんですよ。午後からが楽しみだな・・・。

隅田公園で桜を楽しむ人たち。


そろそろお天気が怪しくなりかけてきましたね・・・。

それにも関わらず、昨日の隅田公園は満員電車のようでした。

Canon EOS1DsMk3
Canon EF16-35mm F2.8L II USM
Canon EF24-70mm F2.8L USM
Canon EF70-200mm F2.8L IS USM
撮影枚数247枚 |