昨夜から浅草寺本堂内にお籠もりをされた浅草神社の御霊がお戻りになられる、示現会「御堂下げ」が行われました。神霊が納められた唐櫃をお迎えするための準備中です。

午後4時半から始まった法要。まずは、浅草神社の神主様の祝詩奏上。

そして、浅草寺貫首による読経。正に土着の信仰と仏教信仰を折衷ですね。

神霊が納められた唐櫃、中にはいったいどんな御霊が入っているのでしょうね・・・。

お戻り行列の出発です。

先頭は一之宮。

続いて二之宮。

そして最後は三之宮。

平日だったので、観光客も少なく御霊は静かにお戻りになれましたよ。

宝蔵門を潜る神職。こんな光景も珍しいですよね。

御霊が入いるとかなり重たくなるそうです。落とさないよう注意してくださいね。

境内を静かに進む行列。

鳥居を潜ってお戻りです。

それぞれ神霊が納められた唐櫃を先導する太鼓、三社祭にも使用するものです。

みなさん、お疲れさまでした。

- 金龍の舞 -
推古天皇36年(628)3月18日に、宮戸川から浅草寺の本尊観世音菩薩が出現いたしました。 この日を記念し、毎年浅草寺では法要が行われ、「金龍の舞」が奉納されます。

見物のみなさん、金龍の口に触って御利益を頂くのです。きっと、霊気が出てるのでしょうね。

金龍縁起によると、「3月18日、寺辺に一夜にして松千本ほど生ず、3日を過ぎて天より長さ百尺ばかりの金鱗の竜、松の中に下りしがその後あるところを見ずこれによって金龍山という」とあります。

一尺 = 30.3030303 センチメートルですから、百尺といえば30メートルですよね。

それを復元したとされる金龍は、長さ約18メートル、重さ約88キロで、8名で操作するのです。

金龍の舞は、毎年3月18日の示現会と10月18日の菊供養会、そして11月3日の時代祭で披露されるのです。

昨日は、偶然居合わせた観光客のみなさん、とってもラッキーな日となりましたよね。

使用機材
Canon EOS1DsMk2
Canon Zoom 16-35mm F2.8L
Canon Zoom 24-70mm F2.8L
Canon Zoom 70-200mm F2.8L IS
撮影枚数321枚
|