『今朝の浅草』
雨ですね。せっかくの中秋の名月もこの調子じゃ見られないようですね・・・。でも、月が見えていなくても南の空に向けて三宝にもられたお月見だんご、ススキや萩、そして栗、ぶどう、梨などの秋の味覚を捧げて、まん丸い月を創造しながら風流しましょうかね。
この中秋の名月を観賞する慣習は、9世紀末から10世紀初頭にかけて中国より伝来した行事と考えられています。中国においては、清時代の記述に「各家とも瓶花・線香・蝋燭を供え、
空を望んで頂礼する。」と、日本の十五夜のような行事が伝えられているのです。
江戸では隅田川や深川、品川、高輪、駿河台あたりが月見の名所として知られていますね。あほまろは隅田川のすぐ側に住んでいるというのに、残念だな・・・。ネットの写真でも見ながらつもりになって酒でも飲みましょうかね。
中秋の名月といえばお月様はお目出たいのですけど、暦の上では縁起の悪い日なのです。なぜかといえば、旧暦と連動している六曜(大安・赤口・先勝・友引・先負・仏滅)の関係で、(旧暦の月+旧暦の日)÷(六曜の6)の結果で出た余りの数字が順番に六曜に割り当てられているからなのです。
(0大安・1赤口・2先勝・3友引・4先負・5仏滅)
旧暦8月15日を計算すると
(8+15)÷6=3 余り 5
余りの5に割り当てられているのが仏滅ってことなのです。
このように、中秋の名月は古来から永遠に仏滅と決まっているのです。
余計なことですが、童謡の「花嫁お月さん」は中秋の満月に嫁いでいったってことは、結婚式は「仏滅」だということなのですね。作詞した方は、中秋の満月は必ず仏滅になるってことを知らなかったのでしょうね。
浅草界隈にススキなんて自生している訳ありません。なんとなく秋の雰囲気を捜していると、浅草神社の手水場の後ろで揺れる柳が目に入りました。これも秋らしいのかな?
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『今朝の雷門』
雨で濡れた路上に写る大提灯、もう少し鮮明に写らないかな・・・。

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『今朝の一写』
おみくじは如何でしたか。引いた途端に「わ〜!」という声が堂内に響いています。ムッとした顔で立ち去っていった女性、きっと中秋の名月と同じく仏滅の「凶」だったのでしょうね・・・。浅草寺本堂内で見かけた方々でした。

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『今朝の境内』
雨が降ると水かさが増してくる影向堂の滝です。風流に見えますが、この滝はモーターで循環させているのですよ。無いよりはましってところかな。

修復工事中の宝蔵門に、「雨に注意」の看板が出されています。何でわざわざ・・・。看板の下に行ってみると覆われたシートを伝わって流れる雨が滝のように降り注いでいました。こちらは本物の滝のようでも風流じゃ無いよね。

菊花展の棚、まだ出来てませんね。

いつもと変わらぬ浅草神社です。

いつもと変わらぬ浅草の神田です。

いつもと変わらぬ浅草神社の境内です。

土砂降りの雨の中でもモモちゃんにじゃれつくナナちゃん。一回り大きくなってしまったんですよ。

後ろを振り返りながら伝法院通りを歩くナナちゃんです。

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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
雨でお日さまが顔を出さないと、こんなに暗い雷門通りなのです。こちらは西側。

こちらは南側、隅田川方向です。
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