『今朝の浅草』
爽やかな風が肌寒さをも感じさせる秋晴れの朝になりました。いつものモモちゃんの用足し場には小菊が一輪咲きました。青い空と菊の花、「天高く馬肥ゆる・・」、もう秋なのですね・・・。
今朝の写真に写っている「お茶漬け海苔」、昨日、「あさげ」の、「たぬき」の、「剣道の」、落語の人間国宝でお馴染みだった故五代目小さんの息子さんが、六代目小さん襲名披露公演が行われたのです。それまでは落語家柳家三語楼でしたが、世間的な知名度はまだまだというか、落語通で無ければ全くの無名芸人だったんです。
それまでの三語楼の名だって大きな名前だったんですが、親の七光りで襲名したばっかりに三語楼の知名度までも薄くしてしまったと嘆いている方もいらっしゃいました。それより、今回の襲名で、三代、四代、五代と名人上手が続いている「小さん」の名だけは、知名度を守り通して欲しいのですが・・・。
本当に大丈夫なのだろうか・・・、そんなこと考えながら歩いていると、ついつい五代目の「あさげ」のコマーシャルを思い出したのです。でも、永谷園で有名なのは、「あさげ」よりもお茶漬け海苔でしたね。関係ないけど、子供の頃のお茶漬け海苔の中に入っていた東海道五十三次のカード、今も大切の持ってますよ。
これから柳家小さん落語界初全国巡業は、東京の4箇所の寄席に留まらず、松竹の全面バックアップで、11月3日の京都南座から、千秋楽の27日の新橋演舞場まで全国20か所を巡るそうです。寄席の興行と合わせれば足かけ3か月の落語界初のビッグな襲名披露になるそうです。サスガに「小さん」の名前は凄いですね、名前は・・・。
なにはともあれ六代目「小さん」師匠、先代はうまいとのプレッシャーに絶えて頑張ってくだしゃいねぇ。
それと落語会でもう一つ話題がありました。あほまろは観に行けなかったのですが、友人がその経緯を教えてくれたのです。
8月31日、浅草演芸ホールで行われた「第25回林家三平追善興行 林家一門会」に、あの林家こん平師が飛び入り出演されたのです。林家こん平師は、平成16年8月声帯を患っていたことが発覚して入院されてからは芸能活動を休止し、リハビリを続けていたのです。
番組表に名前が無いのに、突然の出囃子「佐渡おけさ」で登場したこん平師、自力で歩いて舞台中央へ、久しぶりに客席からの万雷の拍手に、顔をくしゃくしゃにして涙を流していたそうです。
テレビドラマ「林家三平ものがたり おかしな夫婦でどーもスィマセーン!」(テレビ東京)で、林家こん平が入門した経緯などが面白く語られていたのが記憶に新しいところですね。
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『今朝の雷門』
林家の襲名披露はいつも浅草寺で行っています。昨年の正蔵襲名の日はこの前は人であふれてましたね。大看板を背負った直後で緊張して歩いていたこぶ平の顔を忘れません。あれから1年半、落語も見違えるほど上手になると共に、すっかり名前も定着してきました。これから落語界を牽引していく若手落語家としてますますの活躍を期待しますよ。

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『今朝の一写』
“週末だけは稼がなくっちゃね”、境内の屋台で団子を売る安東さん、ここで商売を始めて40年を超えるそうです。あほまろに、これまでの境内の変貌を教えてくれる生き字引なのです。僅か3〜40年とはいえ、ここは大きく変わってしまったのですからね。こらからもよろしくね。

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『今朝の境内』
真上を見上げると天高い秋の空ですが、東の空は薄曇りです。浅草で唯一、四方の空を望むことが出来る場所なのです。

鎮護堂の銀杏の古木に、セミの抜け殻がくっついています。涼しかった夏、セミたちも気兼ねなく鳴けずに去っていくのでしょうね・・・。

鎮護堂全体です。あほまろとモモちゃんは、毎朝、ここもお詣りしているのです。
浅草神社のお詣りも欠かしたことがありません。

浅草の神田、今日も嬉しいニュースがありますよ。

ひ弱で今年は無理だろうと思っていた他のプランターにも稲穂が実りました。毎朝の祈りが通じたのでしょうね。

いつもの写真とは反対側のプランターも実ってますよ。見えるかな?

サラリーマン風のみなさんがお詣りにやってきました。会社の繁栄を願うのか、自分たちの営業成績を祈るのか、早朝から制服姿ってのが珍しかったもので・・・。

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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
いつも、新仲見世のオレンジ通りの歩道に堆く商品を並べて顰蹙を買っているくすり屋が改装工事をするようです。これで暫くは本来の歩道に戻るのでしょうけど、まさか改装後も歩道に商品を並べるつもりじゃ無いでしょうね・・・。歩道を占領している間は、絶対に商品を買わないことにしているのです。
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